BURRN! ONLINEで振り返る、2025年のHR/HMニュースまとめ
1年を振り返る際に「激動」という言葉を使うのも、ありきたりな気がいないでもないですが、HR/HMシーンの2025年はまさしく激動だったのではないでしょうか。
BURRN! ONLINEもシーンの変化に右往左往させられたこの1年が終わろうとしています。そこで今回、どんなニュースがあったかを振り返ってみたいと思います。
まずはアクセス数が特に高かったニュース記事を上半期/下半期でそれぞれ集計し、ベスト10を出してみました。
BURRN! ONLINEニュース記事 アクセス数ランキング 2025年上半期
10位
もう随分長いこと、大変な時期が続きましたから…いよいよ復活ということで注目されたのは当然かと。
9位
ゲイリーが亡くなってから間もなく15周年。マイペースに活動するジャックがこうしたトリビュートをしてくれるのは無条件でグッときます。
8位
これ、日本でもやってくれないですかね。
7位
2025.02.06
BLACK SABBATH、7月にバーミンガムで最後のコンサート開催
ヘヴィ・メタルの始祖が最後を飾るライヴ、とんでもないメンツを揃えたフェスティヴァル形式での開催決定! なのですが、意外と…下の方ですね。正直、あそこまでドラマティックな結末を迎えるとは誰も予想していなかったでしょうし…。まあ日本じゃやらないし、ぐらいに軽く捉えていた方々も少なくないのかもしれません。
6位
このバンドに関しても、あんな結末が…というニュースが控えていました。新ギタリスト加入1作目にして、より方向性を広げたということで、何かと話題のアルバムでした。
5位
つい最近も話題を振りまいたイングヴェイの貫禄。
4位
新譜が出るという衆目をひきやすい話題の中でも、これは特に閲覧数高め。躍進の年でした!
3位
2025.06.24
ミック・ラルフス永眠……享年81
BAD COMPANYがロックの殿堂入りするタイミングで、まさかの訃報でした。
2位
グラハムが歌ってイングヴェイが弾いたあの超名盤、衝撃の1曲目!──をリメイクするわけですから、そりゃ気になりますよね。
1位
2025.01.21
訃報:ジョン・サイクス闘病の末65歳で死去
ジョン単独の話題が当サイトでニュース記事になったのは2021年7月5日に新曲を公開した時以来。その間に「ジョン・サイクス」を検索してもホワイトスネイクのベスト盤発売の記事とか、それぐらいしかヒットしませんでした。久々にニュースが届いたと思ったら…。
BURRN! ONLINEニュース記事 アクセス数ランキング 2025年下半期
10位
これ、日本でもやってくれないですかね(2回目)。来年新譜を出すARMORED SAINTとカップリングとか。
9位
しばし停滞気味だった活動を再開、しかも新曲も入った充実のシングル集も発売と、嬉しいニュースをまとめてお届けできました。
8位
あんな結末が…ってもういいですか? いやだって来日も決まっていて…ねえ?
7位
この再発に続いて新作「APOCALYPSE」も発売。実はDOOMの記事は毎回人気です。
6位
これがBURRN! ONLINEでの第一報でした。
5位
当初は「12/2には新曲2曲も公開」というタイトルでした。公開されたら即行で載せるぞ!と思ってYouTubeの通知をオンにして待っていました。その日は公開されませんでした。SNSを見渡すとお怒りのファンもいらっしゃったのは当然ですが、こういう「早よせんかい〜」と焦らされる感じは久々だったので、ぶっちゃけ楽しかったです。
4位
“復活劇” という言葉がまさに相応しい再出発。
3位
やっぱりみんな気になるALCATRAZZ。そういえばつい最近、グラハムが現在のALCATRAZZをボロクソに批判するインタビュー記事が海外で話題になっていました。ディスられた側のメンバーの気持ちを考えると「声を上げて泣くがいい」という感じですが、グラハムの言い分も、まぁ、ね…。しかし現行ALCATRAZZ、これはこれで非常に頑張っています! もっと頑張ってほしい!
2位
MEGADETHの次作が最後になるというのは超弩級の話題でした。リリースまで1ヶ月を切っています。2026年のメタル界はMEGADETHから。
そして「絶対アレでしょ?」という視線を受けながら、第1位はこちら。
1位
おそらく誰もがオジー・オズボーンの訃報だと思ったことでしょうが、1位はこちらです。オジー絡みであることは間違いありません。レジェンドがレジェンドに贈る追悼の言葉。リッチーのあまり知られていないオジー愛は涙ものでした。
そう、今年はオジー・オズボーンがこの世を去ってしまいました。しかもオジーをリスペクトする大物たちが揃った『BACK TO THE BEGINNING』で最後のステージを盛大に終わらせ、それからわずか17日で昇天するという、究極に美しい最期。
2025.07.23
オジー・オズボーン(ジョン・マイケル・オズボーン)1948~2025 享年76
さらに エース・フレーリーまでもが永遠の別れを告げてしまいました。あまりにも唐突すぎ、現実として受け止めろと言われてもなかなかできないレベル。
2025.10.17
レジェンドとのお別れが重なる2025年。今度はエース・フレーリーが星に還る
ジョン・サイクス訃報の閲覧数が高かったことに反して、オジーとエースは意外にもランキング入りしませんでした。まあ訃報の閲覧数が高かったところで喜ばしいわけでもないですし、記事を出す側も辛いんですが…この2人に関しては、HR/HM情報サイトに限らずかなり広範囲で情報拡散され、アクセスが分散したことも大きかったのかも。
ここ数年で訃報や解散、活動停止のニュースを受けて「1つの時代が終わったな」と感じることはありましたが、今年はその感情が極めてリアルでした。
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そしてオジー、ジョン、エース、ミック以外にもこういった方々の訃報を取り上げました。英国サイケ・ロック界のキーマンだったサイモン、L.A.メタルの硬派ROUGH CUTTのクリス、前年にはTYTANで奇跡の初来日を果たしたケヴィン、アニソン界でも勇名を轟かせたNoB、プログ・メタル・ギターの新常識を作ったMASTODONのブレント、北欧エクストリーム界全体の看板ヴォーカルになったトーマス、Nu-Metalの代表的ベーシストだったサム。
2025.05.27
英国的ヘヴィ・サイケデリック・マナー確立の立役者サイモン・ハウスが他界
2025.05.20
元ROUGH CUTTのギタリスト、クリス・ヘイガー他界
2025.07.08
通好みのNWOBHM戦士、永眠……ANGEL WITCH~TYTANのケヴィン・リドルズ(b, vo)が他界
2025.08.14
訃報:MAKE-UP、DAIDA LAIDAなどで活躍した名シンガーNoB(山田信夫)が逝去
2025.08.22
MASTODON創設メンバーの熱血メロディック・ギター兄貴ブレント・ハインズが交通事故で他界。享年51。
2025.09.17
追悼:AT THE GATESで激烈音楽シーンを牽引したトーマス・リンドバーグ、享年52
2025.10.20
LIMP BIZKITのサム・リヴァース(b)他界。享年48
追悼記事は出していませんでしたが、次の方々も残念ながら亡くなられています。
・ジョー・リン・ターナーやARCARAなどで知られたカール・コクラン(g/2025.2.19)
・元JUDAS PRIEST〜TYTANのレス・ビンクス(ds/2025.3.15)
・CARNAL FORGEのラース・リンデン(b/2025.5.4)
・元TANKのピート・ブラブス(g/2025.7.5)
・IRON MAIDEN結成時のメンバーであり、元MORE〜WILDFIRE他のポール・マリオ・デイ(vo/2025.7.29)
・元LIVING DEATH〜SODOM他のアトミック・シュタイフ(dr/2025.9.6)
・元WILDHEARTSのスコット・ソーリー(b/2025.10.30)
プレイヤーだけでなく、ロイ・トーマス・ベイカー(2025.4.12)、デイヴ・ジャーデン(2025.2.5)と、名プロデューサーが立て続けに他界。さらに映画界でも『スパイナル・タップ』を手がけた巨匠ロブ・ライナー(2025.12.14)が悼ましい事件により命を落としました。同作でキーボーディストのヴィヴ・サヴェージを演じたデイヴィッド・カフ(2025.7.11)もこの世を去っています。
姉妹サイトに当たるMUSIC LIFE CLUBでも同様に2025年を振り返る企画を行なっています。こちらでもオジーたちについて触れておりますが、HR/HMのみならず、音楽界の巨星たちが数多く亡くなったことがお分かりいただけるかと。
もちろん暗い話題ばかりではなく、明るいトピックもありました。例えば…。
2025.04.27
“LOUD PARK 25”ラインナップ発表第2弾!
LOUD PARKが2年ぶりに開催! メタル・シーンの “現在” という感じのラインナップが話題でした。
フェアウェルを宣言したこのバンドの新曲が聴けたのもよかったですね。
先行き不透明だった超ベテランも新曲を発表!
超ベテランといえば、このバンドが復活!
これ、日本でもやってくれないですかね(3回目)。
そして同じくカナダのトリオが。
2025.12.10
TRIUMPH復活! オリジナル・ラインナップによる2026年北米ツアーが決定
日本でも…ってもういいですか?
毎日のように色々なアーティストの新曲が公開される中、最後の最後にゴッドとオジーの共演が実現したというのも2025年を象徴する出来事。
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さて、上記した以外で2025年に注目を集めたアルバム…となるとキリがないのでここでは止めときましょう。年明けにその辺をはっきりさせる企画が発表されますしね(匂わせ)。
ちなみにBURRN! ONLINE担当がアガッた新譜/復活作といえばこちら。
最後に、記事では取り上げていませんが、「これぞメタルだ!」と熱くなった新曲はこれ。偏ったメタル観がバレそうですが、NY出身のドゥーム/エピック・メタル・アクト:CASTLE RAT、日本デビュー熱望!
新譜リリース、来日公演、新人の登場と、来年のHR/HMシーンに期待したいことは山程。引き続きメタルが盛り上がるよう、当サイトも気合を入れてまいります。
2026年もBURRN! ONLINEをご愛顧のほど、お願いいたします!
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