訃報:MAKE-UP、DAIDA LAIDAなどで活躍した名シンガーNoB(山田信夫)が逝去
▲所属プロダクションMOJOSTの公式X
MAKE-UP、GRAND PRIXなど数多くのバンドを経て、近年はジャパニーズ・メタル界の強者が揃ったDAIDA LAIDAでも気を吐いていたジャパニーズHR/HM界の名シンガー、NoB(山田信夫)が腎臓ガンにより亡くなりました。享年61。
今やアニメ・ソングからの影響を前面に押し出したメタル・バンドは洋邦問わず珍しくありませんが、MAKE-UPはHR/HMサウンドとアニソンの親和性の高さを証明した先駆者と言っても過言ではありません。1986年に放送開始したTVアニメ版『聖闘士星矢』を観て、彼らが担当したOP「ペガサス幻想」、ED「永遠ブルー」を聴いたことでHR/HMデビューしたというリスナーも少なくないことでしょう。
NoB氏はプロデューサーとしても幅広いジャンルで手腕を発揮する傍ら、2006年の『轟轟戦隊ボウケンジャー』主題歌を皮切りとして戦隊シリーズへの歌唱での貢献も大きく、特撮/アニソン界でも絶大な存在感を発揮していました。
メタル・ファンにとって忘れられない名演といえば、樋口宗孝が1983年に発表した1stソロ・アルバム「DESTRUCTION〜破戒凱旋録〜」での「Runaway From Yesterday」。浜田麻里もレコーディングしたこの曲で、MAKE-UPでアルバム・デビューする前年のNoB氏による絶唱が聴けます。
今年2月に長きに渡るガンとの闘病を公表した後も、精力的な音楽活動継続に向けて意欲を燃やしていたNoB氏。あの力強く色気にあふれた歌声が失われたことは残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
「Justice in 2025」
2025年
1. Skeleton
02. Butterfly Effect 〜Complianceとかいう雨に打たれて〜
03. さよならArdat-lily
04. 永遠ブルー
※さる7月にリリースされたばかりの最新EP。
「PARALLEL」
2024年
1. Dreamer’s Train
2. 相殺のParadox
3. Baby, Maybe
4. Nobody Knows
5. 玲瓏のFive senses
6. Hero
※廃盤状態だった初期楽曲を現行ラインナップでリレコーディングした昨年発表のミニ・アルバム。



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