黒の世界から光の世界へ鞍替えしたリッチー・ブラックモアがインスタグラムでオジー・オズボーンに哀悼の意を捧げる

7月22日に永眠したオジー・オズボーンに向けられた追悼はヘヴィ・メタル/ハード・ロックの世界を遥かに超えて音楽シーン全体、社会全体に広がりを見せたが、なかでも意外だったのは最近では奥方キャンディス・ナイトとの活動に顔を出すくらいでロック・シーンとは意図的に距離を置いているようにさえ見えるリッチー・ブラックモアが自身のインスタグラムに公表した追悼の投稿。オジーとリッチーは直接の音楽活動上の関わりはほぼ皆無だったが、まるでリッチー自身の現在の生活信条や音楽観をも重ね合わせるかのような温かいコメントに驚かされる。

「私は幸運にもオジーに数回会ったことがある。 ロックンロール・アティテュードのない、とても謙虚な人だった。 彼は自分が好きなことをしていることに満足しきっていたと思う。 彼の声はハード・ロックにおいてもメロディックで温かく、ハーモニーを感じさせ、それが信じられないほどうまくいっていた。 音楽を押しのけるほど叫んで主張することもない。素晴らしい歌唱法。 飽くまで私の個人的見解だが、80年代後半が最も好ましく思える時期だった。彼のホーム・ショウ(注:『THE OSBOURNES』のことでしょう)も私のお気に入りだった。 『フォルティ・タワーズ』(注:英BBCで70年代に放映されていたシチュエーション・コメディ番組)を思いだした。 私はあまり笑顔で笑わないようにすることを習慣にしているが、あの番組を見るたびに私は思わず噴き出してしまった。 すごく正直だった。 それが人々が彼を愛していた理由だと思う。
オジーのファミリーに私たちの哀悼の気持ちを捧げます。 キャンディスと私はあなたがたと悲しみを共有します。 私たちは素晴らしい歌手、偉大なミュージシャン、素晴らしいファミリー・マンを失いました。 オジー、安らかに眠れ」

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