６年ぶりの来日公演が決定しているスウェーデン産のプログレッシヴ・メタル精鋭OPETHが最新アルバム「THE LAST WILL AND TESTAMENT」より、“Paragraph One”のMVを公開

11月に６年ぶりの来日公演を控えたOPETH。壮大なコンセプト・アルバム「THE LAST WILL AND TESTAMENT」の冒頭を飾るエクストリーム＆プログレッシヴな楽曲にしてすでに始まっているワールド・ツアーのステージでもオープニング曲として演奏されている“§1（Paragraph One）”のMVが公開された。

MVの公開に際してOPETH公式フェイスブックにはミカエル・オーカーフェルトの次のような“らしい”ステートメントが発表されている。

「皆さんの“楽しみ”のため、こんな動画（のようなもの）を用意しました。あちこちから“リリック・ビデオ”や“ヴィジュアライザー”のようなものを“コンテンツ”として作るようリクエストが殺到しました。しかしこの３つの言葉は私が最も嫌う言葉です！

私たちの信頼の輪の中では、たとえそれがまさに私たちが作っているものだったとしても、“コンテンツ”という言葉を使うべきではないと明確に伝えてきました。私たちは何かのインフルエンサーじゃない。だから古い言葉の“ビデオ”で済ませられないか？　現代のオンライン用語に関わらせるのはやめてくれ。“ビデオ”は“ビデオ”だ。パフォーマンス動画だ。こちらの方がリリック・ビデオより少しだけ見応えがあると思った。見るかどうかはあなた次第ですが。

“§1”は『THE LAST WILL AND TESTAMENT』のオープニング曲です。良い曲です。気に入りました！　ビデオも良いですね。5人の中年男性が二日酔いの状態で何かに合わせて口パクしているシーンとしては、これくらいが限界でしょう。このビデオは、イギリス・バーミンガムの工業地帯で、ヨーロッパツアーの最中に撮影しました。バンドとスタッフは皆、地元の豪華なカレー屋で夕食の予定があったため、早くその場を離れたがっていました。

アッシュ・ペアーズ（カメラ・オペレーター）とアッシュTVミュージック・ビデオ（映像制作会社）の皆さんは本当にプロフェッショナルな対応（つまり、迅速！）で、私たちにとって非常にスムーズな体験になりました。気に入っていただけると嬉しいです」

５人のメンバーの超絶プレイがぶつかり合いミカエルのデス・ヴォイスが重々しく鳴り響くダークで荘厳なOPETHワールドをじっくりお楽しみください。

ちなみに、一応これまでに「THE LAST WILL AND TESTAMENT」からは“§4”の公式ヴィジュアライザーが公開されているのだが……そんなこと気にしてはいけない。貫録を増して６年ぶりに日本にやってくる彼らを楽しみに待とう！