藤木昌生の密かな楽しみ Vol.32 ~ 気まぐれプレイリスト 17
元日早々、とんでもない災害が起こってしまいました。石川県の皆様、北陸地方の皆様、その他、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・回復をお祈りいたします。僕も金沢に親族がいるので、他人事ではないのですが…。
別の意味で災害と言える…いや災難と言えるかもしれないのが、大阪万博ですね。国民にアンケートを取っても多くの人が「行ってみたいと思わない」「期待してない」「中止にすべき」と答えるような万博を強行しようとしてるのは日本維新の会。当初は1,250億円と言っていた建設費は、その後どんどん膨らんでいき、ついには約2倍の2,350億円に。加えて、万博を開催するためのインフラ整備などのコストとして8,390億円が費やされると政府が発表している。そういったコストの中には「機運醸成費38億円」というのも含まれていて、つまり「多くの国民から否定的な意見が続出してるし、メキシコやエストニアなど万博参加をパスする国も出てきてマズい状況だから、万博のイメージアップを図るため大金を注ぎ込もう」という費用。たぶん、人気芸能人に高額なギャラを払って万博の宣伝とかやらせるんでしょうね。それだけの金があれば、どれだけの国民の生活を救えるのか…。
そもそも、日本維新の会というのは、関西の各TV局や大手芸能事務所と癒着し丸め込むことによって国民を洗脳するような形で議席を手に入れてきた政党。だから、あれだけ不祥事だらけの政党なのに、今も幅を利かせて、自分達のおいしい利権満載の万博のために国民の税金を湯水のごとく浪費してるんです。万博のために大阪市の住民が負担する税金は28,000円らしいですね。赤ん坊も含めて1人28,000円。だから、4人家族だったら11万2,000円が強制的に負担させられるということ。それで別に万博のフリーパスとか園内お買物券5万円分とかがもらえるわけじゃない。「万博なんて興味ないし勝手にやってくれ」とか「万博反対! 即刻中止を!」という人であっても、大阪市民である限り28,000円を負担させられてしまう。もちろん、被害を被るのは大阪市民だけじゃない。次に被害額が大きいのは大阪市以外に住む大阪府民、そして他の都道府県の人も日本国民である限り万博のためにいくらかの金額は負担させられる。恐ろしいですね。それだけの金があれば、生活に困っている人々をどれだけ救うことができるのか…。
今の日本の状況をある程度理解している人々の間では、選挙で「自民党がダメなら維新に」は絶対にやっちゃいけないこととして国民に広めるべきだとされています。大阪の皆さん、関西の皆さん、そして日本全国の皆さん、TVでよく見るからといって、お笑い芸人が支持してるからといって、国民の生活をないがしろにしている邪悪な政党に票を入れるのは考えた方がいいですよ。
おっと、新年早々ウザい話になってしまいました。音楽の話をしましょう。
前回の気まぐれプレイリスト16でVELOCITYの”Janine”を取り上げましたが、VELOCITYのデイヴィッド・ヴィクター<vo,g>は2012年~2014年にBOSTONにも在籍していた人。その彼が、BOSTYXというBOSTONとSTYXの曲を演奏するカヴァー・バンドをやっていたのをご存知でしょうか? そのカヴァー・バンドのクオリティがヤバすぎるくらい高いので、ぜひ日本公演をやってくんないかな~なんて思ったり。かつて、1992年だったか1993年だったか、KISSのトリビュート・バンドCOLD GIN(ギターはトミー・セイヤーで、ドラムはジェイミー・セント・ジェイムズ)が日本公演をやったんですが、当時すでに本家KISSは素顔になってから10年くらい安定して活動していたし、その後まさかオリジナル・メンバーで再結成するなんて夢にも思ってなかったから、そのCOLD GINのライヴを観に行って、往年のメイク時代のKISSを見事に再現したパフォーマンスに涙が出るほど感動した覚えがあるんです。まあ、BOSTONは2014年に奇跡の再来日が実現してるから、カヴァー・バンドを観てもそこまで感動することはないだろうけど、それでも、かなり胸キュンになることは間違いない。ついでに(失礼)STYXの曲も聴けるなら、なおさらね。招聘コストは本家の数分の1で済むだろうし、どっかのプロモーターが来日させてくんないかな~。
どうですか、BOSTYX。金払って観る価値はありそうじゃない? 最近の動画が見当たらないので、もう活動してないのかもしれないけど…。
それでは、気まぐれプレイリストの第17弾に行ってみましょう。
SIDE B
★上記10曲がまとまったプレイリストは → Spotifyで聴く
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