藤木昌生の密かな楽しみ Vol.24 ~ ネヴェナとAFTER LAPSEのデビュー・アルバムは日本未発売だけどオススメです!
昨日1月28日に、THE UNCROWNEDの故SHAL<vo>の誕生日パーティーが彼女の地元・栃木で行なわれ、ありがたいことに僕もお招きいただいたので、お邪魔してきた。
彼女の家族や親族はもちろん、親しい友達や地元の仲間、音楽活動を通じて親しくなった人々などが集まったが、お母様の意向で「お別れ会」ではなくあくまでも「お誕生日会」、「涙は禁物のバースデー・パーティー」として催されたイベントだった。会場には、SHALの子供の頃の写真やずっと愛用していた品々、バンドで使用した衣装や趣味のコスプレの衣装など様々なものが展示され、スクリーンではTHE UNCROWNEDのMVのビハインド・ザ・シーン映像などが上映された。何人かの方がスピーチ形式でSHALとの思い出を語ったが、それを聞いて改めて彼女の人柄の素晴らしさを痛感した。彼女はその短い人生の中で、多くの人に様々なものを与えた人だったんだなぁ、と。お兄様のスピーチの中で、「妹は決して長い人生を生きたわけではありませんでしたが、〇〇(本名)の人生とSHALの人生という2つの人生を同時に生きて、それは濃密な人生だったと思います」という言葉が印象に残っている。まさしく彼女の人生を祝福する素晴らしいイベントだった。
彼女の家族や親族はもちろん、親しい友達や地元の仲間、音楽活動を通じて親しくなった人々などが集まったが、お母様の意向で「お別れ会」ではなくあくまでも「お誕生日会」、「涙は禁物のバースデー・パーティー」として催されたイベントだった。会場には、SHALの子供の頃の写真やずっと愛用していた品々、バンドで使用した衣装や趣味のコスプレの衣装など様々なものが展示され、スクリーンではTHE UNCROWNEDのMVのビハインド・ザ・シーン映像などが上映された。何人かの方がスピーチ形式でSHALとの思い出を語ったが、それを聞いて改めて彼女の人柄の素晴らしさを痛感した。彼女はその短い人生の中で、多くの人に様々なものを与えた人だったんだなぁ、と。お兄様のスピーチの中で、「妹は決して長い人生を生きたわけではありませんでしたが、〇〇(本名)の人生とSHALの人生という2つの人生を同時に生きて、それは濃密な人生だったと思います」という言葉が印象に残っている。まさしく彼女の人生を祝福する素晴らしいイベントだった。
ちなみに、ちょうど1年前、SHALに誕生日おめでとうのメッセージを送りつつ「僕ももうすぐ誕生日ですが、この歳になるともう誕生日は全然嬉しくありません」と書き添えておいたら、お礼の返信に「藤木さんの誕生日はいつですか? ぜひTHE UNCROWNEDとして誕生日会をやらせてください」と書いてあって…。僕はマジでもう10年以上前から自分の誕生日が来ると「ああ、また1つ歳を取ってしまった」と憂鬱になるから、お祝いなんていらないし、なるべくそっとしておいてほしいと思ってるので(笑)、SHALのその申し出もスルーしてたら、後日、彼女からポンと誕生日プレゼントが送られてきたという思い出がある。
そういえば、今回のパーティーで上映されたビハインド・ザ・シーン映像の一部をTakeshi<g>が少し前にSNSにアップしていたので、まだ観ていなかった人は下記をチェック!
そういえば、今回のパーティーで上映されたビハインド・ザ・シーン映像の一部をTakeshi<g>が少し前にSNSにアップしていたので、まだ観ていなかった人は下記をチェック!
あと、以前にもこのコラムで触れたけど、SHALのお兄様がツイッターを通じて生前のSHALのいろいろな情報をアップしてくれています。ファンにとっては貴重で嬉しい情報ばかりなので、興味のある方はぜひ下記のツイッター・アカウントをチェックしてみて。
https://twitter.com/SHAL_no_ANCHAN
https://twitter.com/SHAL_no_ANCHAN
さて、それではこのコラムの本題に参りましょう。最近リリースされた新作の中で、日本未発売ながら「おお、これいいじゃん!」と思ったアルバムが2枚あったので、それをご紹介。
まずは、セルビア出身の女性シンガーのネヴェナのデビュー・アルバム「NEVENA」。最初に人々の興味を引き付けるのは彼女の美麗なヴィジュアルだろうし、それはやはりミュージシャンにとって大きなアドヴァンテージだけど、このネヴェナのアルバムは中身の方もメロディック・ロック・ファンにとって美味しい内容になっている。それもそのはず、作曲/演奏/プロデュースで全面サポートしているはPALACEで知られるスウェーデンの1人メロハー男=マルチ・プレイヤーのマイケル・パレス。彼はギタリストとしての腕もなかなかで、アルバムの幕開けを飾る”Bulletproof”のギター・ソロなんて「センスいいな~」って感心しちゃいます。
アルバムは、強力な前半に比べると後半の曲が弱い気がするけど、それでもトータルで見れば、そのへんのメロハー作品の平均レヴェルは大きく超えていると思う。イッサとかシェイ・ケインをチェックしてるリスナーはこのネヴェナもチェック済みかもしれないけど、もし「日本盤が出てないから後回しにしてました」みたいな人がいたら、今すぐネヴェナのアルバムを聴いてみて。
まずは、セルビア出身の女性シンガーのネヴェナのデビュー・アルバム「NEVENA」。最初に人々の興味を引き付けるのは彼女の美麗なヴィジュアルだろうし、それはやはりミュージシャンにとって大きなアドヴァンテージだけど、このネヴェナのアルバムは中身の方もメロディック・ロック・ファンにとって美味しい内容になっている。それもそのはず、作曲/演奏/プロデュースで全面サポートしているはPALACEで知られるスウェーデンの1人メロハー男=マルチ・プレイヤーのマイケル・パレス。彼はギタリストとしての腕もなかなかで、アルバムの幕開けを飾る”Bulletproof”のギター・ソロなんて「センスいいな~」って感心しちゃいます。
アルバムは、強力な前半に比べると後半の曲が弱い気がするけど、それでもトータルで見れば、そのへんのメロハー作品の平均レヴェルは大きく超えていると思う。イッサとかシェイ・ケインをチェックしてるリスナーはこのネヴェナもチェック済みかもしれないけど、もし「日本盤が出てないから後回しにしてました」みたいな人がいたら、今すぐネヴェナのアルバムを聴いてみて。
NEVENA
「NEVENA」
2022年12月9日発売
<収録曲>
01. Bulletproof
02. Bad Sun Rising
03. Straight Into Madness
04. Too Late
05. Writer's Block
06. Miracles
07. You Two
08. Fire In Me
09. Brand New Heart
10. Veil On The Mirror
11. Outrageous
「NEVENA」
2022年12月9日発売
<収録曲>
01. Bulletproof
02. Bad Sun Rising
03. Straight Into Madness
04. Too Late
05. Writer's Block
06. Miracles
07. You Two
08. Fire In Me
09. Brand New Heart
10. Veil On The Mirror
11. Outrageous
もう1つは、スペイン出身のプログレ・メタル・バンドAFTER LAPSEのデビュー・アルバム「FACE THE STORM」。スパニッシュ・メタルというとDARK MOORを筆頭に、MEDINA AZAHARA、SARATOGA、TIERRA SANTAなどクサメロ系やパワー・メタル系が多い印象なので、このAFTER LAPSEは比較的珍しい存在かも。プログレ・メタルといっても、難解だったり冗長だったりはしないので(曲は長くても6分台)安心してください。
御多分に漏れずDREAM THEATERの影響下にあることは確かなんだけど、DTのように怒涛の超絶技巧でグワーッと圧をかけてくるような場面はほとんどなくて、メロディアスな場面が支配的。だからこそ、僕の心に訴えてきたわけだけどね。モーグ・シンセサイザーの味わい深いサウンドも随所で聴けるけど、プログレ・メタルとしてはかなりキャッチーでメロディアスな部類だと思う。シンガーはラッセル・アレン(SYMPHONY X)に近い柔らかめの声質で、それほど「素晴らしい歌唱力!」という感じではない。
プログレ・メタルというよりは、プログレがかったメロディック・メタルと言った方がいいかもね。ゲストのクレジットを見ると、PERSEFONEやVHÄLDEMARといった懐かしいバンド名もあります。
AFTER LAPSE
「FACE THE STORM」
2022年12月9日発売
<収録曲>
01. Thrive
02. Where No One Cares
03. Come Undone
04. Face The Storm
05. Beyond The End
06. The Lie
07. Through This War
08. More
09. Facta Non Verba
10. Heal
11. Along The Way
Line-up:
・Rubén Miranda – Vocals
・Jorge Escudero – Guitars
・Pablo Sancha – Keyboards, Backing Vocals
・Javier Palacios – Bass
・Roberto Cappa – Drums
Guest musicians:
・Pedro J. Monge (VHÄLDEMAR) – guitar solos in “Where No One Cares”
・Carlos Lozano (PERSEFONE) – guitar solo in “More”Alicia Avilés
・Valero – cello in “Along The Way”Social
「FACE THE STORM」
2022年12月9日発売
<収録曲>
01. Thrive
02. Where No One Cares
03. Come Undone
04. Face The Storm
05. Beyond The End
06. The Lie
07. Through This War
08. More
09. Facta Non Verba
10. Heal
11. Along The Way
Line-up:
・Rubén Miranda – Vocals
・Jorge Escudero – Guitars
・Pablo Sancha – Keyboards, Backing Vocals
・Javier Palacios – Bass
・Roberto Cappa – Drums
Guest musicians:
・Pedro J. Monge (VHÄLDEMAR) – guitar solos in “Where No One Cares”
・Carlos Lozano (PERSEFONE) – guitar solo in “More”Alicia Avilés
・Valero – cello in “Along The Way”Social
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