メロディック・ロックに新たな生命力をを吹き込まれたUSバッド・ボーイズ・ロッカーSPREAD EAGLEがUFOをカヴァー。あまり注目されない時期の隠れた秀作を発掘して快演!
80年代末~90年代初頭の米バッド・ボーイズ・ロック・ブームの勢いにのって華々しくメジャー・デビューを飾ったもののトレンドの変化に翻弄されてその後長く苦節の日々を余儀なくされたNY産硬派スリーズ・ロッカーSPREAD EAGLE。2006年の再始動以降は世界のメロディック/トラディショナル・ハード・ロック・ファンからの再評価を得て息を吹き返し、現在は“Frontiers Music”との契約のもと、新たな支持層の反応も見据えてこれまで以上のメロディック・テイストの開拓ともともとの硬派ハード・ロックとの自然な摺り合わせを進めている段階だ。そんななか登場したのが“Frontiers Music”契約第2弾アルバム(通算4作目)「THE BRUTAL DIVINE」。
同作に収録されているUFOのカヴァー“Pushed to the Limit”のMVが公開された。
極めてアメリカンな逞しさが本領のNY産硬派スリーズ・ロッカーとエモーショナルなブリティッシュ・ハードのレジェンドUFOのイメージが即結びつき辛いのもさることながら、取り上げたのがバンドの黄金期70年代の有名曲ではなく90年代マイケル・シェンカー復帰再結成時代のアルバム「WALK ON WATER」からの楽曲という超変則技選曲であるあたりが興味深いのだが、じつはこれはSREAD EAGLEのロブ・デ・ルカ(b)がピート・ウェイの後任として2008年から2024年の活動終了までUFOに在籍していたから。ロブがUFOのライヴで演奏するなかで最も気に入っていた曲がこの“Pushed To The Limit”で、すでに近年SPREAD EAGLEのライヴ・レパートリーとしても定着している。
ちなみにこちらはロブ・デ・ルカ在籍時代UFOの“Pushed To The Limit”ライヴ演奏(オーディエンス撮影)。ギタリストはヴィニー・ムーア。
マイケル・シェンカーらしいヘヴィなリフとメロディックなギター・ワークが映える良曲ながらUFOの活動終了で歴史に埋もれてしまいかけていた楽曲を、結成30周年超にして第二の絶好調期を迎えようとしているNY産の硬派スリーズ・ロッカーが意外にもみごとに引き継いだ!
SPREAD EAGLE
「THE BRUTAL DIVINE」(Amazon Mp3)
Frontiers Music SRL
6月12日発売(海外)
02. Street Noise
03. Gunflower
04. Jail Rat
05. Forbidden Local Honey
06. Pushed To The Limit
07. Ant Farm
08. Scars In Our Eyes (City Kids)
09. Inside A Shrunken Head
10. Makbeliever
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