時代の波に翻弄された90'sメジャーUSハード・ロッカーSPREAD EAGLE、再結成第2弾アルバム「THE BRUTAL DIVINE」を“Frontiers Music”より6月12日に発表(海外)。バッド・ボーイズがシリアスに迫る!
米国のメインストリームの90年代オルタナティヴ・ブーム到来前夜、80年代末からGUNS N' ROSESやSKID ROWなどの大ブレイクをきっかけに盛り上がったバッド・ボーイズ系ハード・ロック黄金時代にメジャー・デビューを飾ったNY産スリーズ・ロッカー、SPREAD EAGLE。結成から1年も経ずして初ライヴ以前にメジャー“MCA”との契約を手に入れ90年に即刻シーンに投入されたシンデレラ・ボーイズだったものの急速にトレンド・チェンジが進む時期だったことが災いしてデビュー後のプロモーションがほぼ放置状態となり、そのパワフルな硬派ハード・ロックのクオリティに比して“一発屋”にさえなれないまま95年に一度解散の憂き目に追い込まれた悲運のバンドでもあった。
その後2006年になって80~90年代ハードのマニア向けにデビュー・アルバムがリイシューされたのをきっかけに再結成を果たしてトレンドに左右されることのない第二のキャリアをスタート、母国トレンドにむげにされたUSバンドにありがちな流れで欧州圏を中心に地道な活動を展開して人気を固め、2017年にイタリアのメロディック/トラディショナル・ハード再生工場的レーベル“Frontiers Music”と契約を交わして26年ぶりとなる3作目のアルバム「SUBWAY TO THE STARS」(2019年)を発表して欧州圏に盛り上がった時ならぬUS硬派バッド・ボーイズ・テイスト復権の動きに一役買っている。そんな苦労人悪ガキ・ロッカーの7年ぶり4作目となるアルバム「THE BRUTAL DIVINE」が6月12日に“Frontiers Music”からリリースされる(海外)。
先行公開されているMVはこちら。どちらも荒くれバッド・ボーイズがリアルな社会に目を向けたダークでシリアスなレジスト・ソング。
バンドのコメント「“Ant Farm”は孤独へとゆっくり、暗く沈んでいく過程を描いた曲。それはドラッグ、うつ病、パンデミック、社会との隔絶など、自らの悪魔と向き合うことから遠ざけてしまうあらゆるものを通じて精神的にも身体的にも起こる。その叫びを雄弁に表現するのに灼熱のギターほどぴったりなものはないだろ!」
デビュー当時あまりにメディア露出が乏しかった彼らなので、この機会にあの時代の流行り音楽を期待されてシーンに乗り出した若き日の姿も見ておこう。キャラはしっかり固まっていたのに惜しくもブレイクには失敗……トレンド頼みでヒットするかしないかなんてそんなもんです。1990年発表デビュー・アルバムより。
そして21世紀の世界でもハードボイルドな反骨精神を失わない彼ら。今度こそ一旗揚げられるのか!?
SPREAD EAGLE
「THE BRUTAL DIVINE」(Amazon Mp3)
Frontiers Music SRL
6月12日発売(海外)
02. Street Noise
03. Gunflower
04. Jail Rat
05. Forbidden Local Honey
06. Pushed To The Limit
07. Ant Farm
08. Scars In Our Eyes (City Kids)
09. Inside A Shrunken Head
10. Makbeliever
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