難病ALSで闘病生活を送りながら音楽活動を続けるジェイソン・ベッカー、8年ぶりの新曲“Crip Tone Night”を公開。友人たちの協力で病状悪化を乗り越えた証の1曲!
90年に発症したALS(筋萎縮性側索硬化症)の症状悪化に伴って困難な闘病生活を送るようになったのちも超人的な努力とテクノロジーの援用で音楽創作を続け、ポジティヴでエモーショナルな音楽を発信してきたジェイソン・ベッカー。2018年のアルバム「TRIUMPHANT HEARTS」発表以降活動の情報が途絶えて病状のさらなる悪化が心配されていたが、このたび純然たるジェイソンの作品としては8年ぶりとなる新曲“Crip Tone Night”とそのMVがYouTubeに公開された。
ジェイソン・ベッカーの声明:
「皆さん、ジェイソンです。この曲の背景と、どのように復活したかについて少しお話ししたいと思います。
2018年に『TRIUMPHANT HEARTS』を完成させたあと病気が重くなってしまったため、5年間、わたしの注意は総て生き延びることに向けられていました。新しい音楽へのインスピレーションがまったく湧かず、悲しい思いでした。
友人のデイヴ・ロペスとレト・ピーターが古いデモ音源を貸してほしいと頼んできたので、手持ちのデモ録音総てを彼らに渡しました。iTunesに保存していたMP3ファイルもあれば、プロデューサーの友人ダン・アルバレスがLogicでトラック分けしてくれたものも多数ありました。
デイヴが特に気に入ったのは“Crip Tone Night”(仮タイトル:Hen Tricks)という曲で、この曲には5つのヴァージョンがあってその最後のヴァージョンをアリオン・サラザール(元THIRD EYE BLIND)が引き継いでベースを追加してくれました。わたしが最初に録音した時はベースがなかったので代わりにクリーンなギターパートを録音していたのですが、アリオンが手を加えてクリーンなギターが曲の冒頭と中盤でソロを奏でるかたちにしたアレンジがとても素晴らしかった。こうしてわたしは再び音楽に対する興奮を取り戻したのです。
その後、グラミー賞受賞歴のあるGREEN DAYのプロデューサー、クリス・デューガンにドラムを演奏してもらい、彼がミックスも担当しています」
クレジットによるともともとはちょうどALSを発症したころの90年にジェイソンがレコーディングしていたデモ音源を2022年になって元THIRD EYE BLINDのアリオン・サラザールがアレンジメントを加え、2023年にGREEN DAYのプロデューサー/サウンド・エンジニアとして有名なクリス・デューガンがドラム・パートをレコーディングして完成、ということで長い年月をかけてようやく発表に至った友人たちの協力の結晶であるようだ。
ちなみに2024年にやはりジェイソンのデモ・テープを元に総勢20人以上のめくるめくスーパー・プレイヤーたちの協力を募って制作されたチャリティ・ソング“Some Assembly Required”のMVはこちら。
ジェイソン・ベッカー、愛されてます。長生きしてほしい。
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