CHILDREN OF BODOMの2019年12月の最後のショウを収めたライヴ・アルバムが12月にリリース！

すでに昨年末にメンバーが予告していたとおり、CHILDREN OF BODOMの最後のショウを収録したライヴ・アルバムが、「A CHAPTER CALLED CHILDREN OF BODOM - FINAL SHOW IN HELSINKI ICE HALL 2019」というタイトルで『Spinefarm Records』から12月15日にリリースされることが正式に発表された。

バンドがこのラスト・ライヴを行なったのは、今回のリリースのちょうど4年前、2019年12月15日だった。その1ヵ月前に宣言されていたとおり、このライヴをもってヘンカ・ブラックスミス<b>、ヤスカ・ラーチカイネン<ds>、ヤンネ・ウィルマン<key>の3人が脱退。残された中心人物のアレキシ・ライホ<vo,g>とダニエル・フレイベリ<g>は、後任のメンバーを迎えて活動を続行するが、CHILDREN OF BODOMというバンド名の権利は脱退した3人が所有していたため、2人は新たにBODOM AFTER MIDNIGHTの名前で活動していくことになった。しかし、バンド始動からわずか9ヵ月後の2020年12月29日にアレキシが急逝。死因は長年のアルコール飲酒による肝臓と膵臓の結合組織の変性だった。

今回のライヴ・アルバムのリリースについて、CHILDREN OF BODOMの元メンバーの4人は次のようにコメントしている。

ダニエル・フレイベリ
「最後のショウがライヴ・アルバムになるのは素晴らしいことだ。あのショウに参加した人達にとっては、当日にタイムスリップできるし、参加できなかった人達にとっても、CHILDREN OF BODOMというチャプターがどのように幕を閉じたのかを体験できる機会になる」

ヘンカ・ブラックスミス
「言うまでもなく、あの夜はスペシャルだった。”In Your Face”がスタートした時、俺は現実を突きつけられて、思わずオーディエンスに背を向けてしまった。泣いてしまったんだ。でも、素晴らしいのは、思い出とアレキシの音楽は永遠に生き続けるということだ」

ヤンネ・ウィルマン
「あの日、ステージに立って、現実離れした感覚になっていたよ。恐らくコイツらと一緒にプレイすることはもうないだろうし、こんな素晴らしいファンの前でプレイすることもないだろうと思ったからね。悲しかったけど、ホッとしている部分もあった。あの最後のショウとその感情のジェットコースターが、当日参加できなかった人々にもこうして楽しんでもらえるようになるのは素晴らしいことだ」

ヤスカ・ラーチカイネン
「あの日のステージに立った時、俺の心は静かだった。たぶん、もう何も証明する必要はなくて、ただ音楽とファンの存在を楽しめばいいと感じたからだろう。このバンドに関するあらゆることに関われて本当にありがたいと思ってるし、俺達の音楽が消え去ることはない。たとえ俺達が二度と一緒にプレイしなくてもね」