ブライアン・メイ、『スター・トレック』カーク船長役俳優ウィリアム・シャトナーのメタル・アルバムにゲスト参加。親友トニー・アイオミも
QUEENのギタリスト、ブライアン・メイは新たなインタビューの中で、『スター・トレック』で知られるレジェンド俳優、ウィリアム・シャトナーがこのほどリリースを公表したメタル・アルバムに、スペシャル・ゲストとして参加することを明らかにしました。1966年から1969年にかけて放送されたオリジナル『スター・トレック』シリーズでジェームズ・T・カーク船長を演じたシャトナーについて、メイは次のように語っています。
「彼とは元々友人ではなかったんだけど、今はれっきとした友達だよ。最初に会ったのはZoomを通してだった。いやはや、凄い人物だよ。彼は今95歳で、それでも生命力と活力と野心、怒り、そういったものを漲らせているんだ、まるで子供みたいにね。彼と会うのは本当に楽しかった。僕は彼の楽曲のレコーディング作業にリモートで参加したばかりなんだけど、その時に『ねえ、これを是非シャトナー氏の目の前で弾かせて欲しいんだ、彼が聴いてどんな顔をするか見たいんだよ』って強硬に主張したんだ。そうしたら彼はいたく気に入ってくれてね、だから僕としても本当に嬉しかったよ」
メイは続けます。「そう、今回はヘヴィ・メタルのアルバムなんだよ。彼は95歳にして、怒りに満ちているんだ、いわば消えゆく光に対する憤りだね。聴けばきっとそれが伝わってくると思う。僕はこの曲に自分なりに最大限の力を注いだよ。彼も気に入ってくれたし、僕もこの曲が大好きなんだ。だって、ウィリアム・シャトナーといえば……いや結局のところ、『スター・トレック』を知らなければ何のことか分からないかもしれないけど、僕らみたいに若い頃からずっと『スター・トレック』の全シリーズを見てきた人間にとっては、彼はヒーローだし、晩年には現実に世界的な著名人になった。彼は子供たちのために、そして科学の普及のために本当に多くの貢献をしたんだよ。それにとても活動的な人で、そんな彼が……まあ、僕が参加した曲はヘヴィ・メタルと呼ばれるようなものじゃないかな。正直なところ、僕ならロックって呼ぶね。でも、アルバム全体は恐らくヘヴィ・メタル・アルバムになるんだと思う、と言うのも、トニー・アイオミも今度、このアルバムに参加することになったから。トニーは僕の一番の親友で、しょっちゅう電話で話をしてるんだよ。それに、トニーは僕と同じで、挑戦が大好きなんだ」
今週初め、シャトナーは、近々リリース予定のヘヴィ・メタル・アルバムのタイトルが『What The F Is Heavy Metal?』になることを明かしました。俳優でありレコーディング・アーティストでもある彼は、『The Moynihan Report』のマイケル・モイニハンに対し、このタイトルは、自身が長年所属しているレーベル、“Cleopatra Records”から、ヘヴィ・メタルのアルバム制作を提案された際の、彼の率直な最初の反応をそのまま採用したものだと語りました。
「僕がよく仕事をしているレーベル、クレオパトラから、『ヘヴィ・メタルのアルバムを作ってみるのはいかがですか?』って言われたんだ。それで僕が返した一言が『一体何なんだ、そのヘヴィ・メタルってのは?(What the F is heavy metal?)』だったんだよ。その後初めて “Patience” って曲を聴いた、(GUNS N' ROSESの)あの “Patience” だ。それで、みんなで “Impatience” って曲を書いたんだ」
[訳注:impatienceはpatience(忍耐)の反対語、「焦り」や「苛立ち」「落ち着かなさ」と言った意味がある]
シャトナーは更に、今回のヘヴィ・メタル・アルバムの制作に臨む際、ひとりの好奇心旺盛な新参者という視点から取り組んだと語りました。
「まずは『自分は本当に何も知らない』という前提から始めなきゃと思った」と彼は言います。「僕は好奇心旺盛でね。どうやら生来の性格らしいんだけど、何にでも興味を示すんだ。だからいつも何か読んでるし、絶えずあれこれ調べたりしてるんだよ。そこで今回も実験に取り掛かってみた。僕が焦点を当てたのはエモーションだ。ヘヴィ・メタルの本質とはエモーションだと僕は思ったんでね──暴力性、情熱……いや、暴力性とは違うな──情熱的なエモーションだね」
上記2人の他に、『What The F Is Heavy Metal?』に参加しているとみられるミュージシャンには、JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォード、DISTURBEDのジョン・モイヤー〈b〉、そしてデイヴ・ロンバード〈ds〉などの名前が挙がっています。
なお、御年95歳のシャトナーは、9月20日にシカゴのダグラス・パークで開催される『ライオット・フェスト』で、新たに結成したヘヴィ・メタル・バンド〈THE *UCKERS〉と共にステージに立ち、同バンドにとって初のライヴ・パフォーマンスを披露する予定です。
THE *UCKERSは、ギター兼ミュージック・ディレクターを担当しているマーカス・ナンド、ベースのフィル・スーサン、ギターのブリット・ライトニング(VIXEN)、ドラムのフレッド・エイチング(KINGS OF THRASH他)といった、その筋のヴェテラン・ミュージシャンたちによるオールスター・ラインナップとなっています。今回の公演では、シャトナーのこれまでの音楽キャリアを通じての楽曲が新たな解釈で披露されるとともに、『What The F Is Heavy Metal?』からの新曲も先行披露される見込みです。
オリジナルの『スター・トレック』シリーズは長編映画シリーズへと発展し、シャトナーは『スター・トレック』映画7作品でカーク船長役を再演、そのうち1作品では監督も務めていました。
クイーン・マニアに捧ぐ!──
フレディ・マーキュリー在籍時のステージを
現存する335公演の音源を元に詳解した
追体験型ライヴ・データ読本
フレディ・マーキュリー在籍時のクイーンがその最終章としてネブワースの舞台に立ったあの日(1986年8月9日)から40年……。壮麗かつ革新的なスタジオ・ワークで知られる彼らだが、“創造” の場から解き放たれたバンドがひとたびライヴ・ステージへ身を移すや、そこで体現されたのはまさに “刹那” を生き抜くライヴ・バンドとしての姿だった。本書ではそんな彼らの現存するステージ音源335本(非正規音源を含む)を元に、当時のパフォーマンスを徹底レビュー。各公演の演奏内容やMCからその時々のバンドのコンディションや心情を紐解く、未曾有のクイーン研究本がここに誕生した!!
《Contents》
Chapter 00 ■ Early Gigs[1970-1973]
Chapter 01 ■ Queen Ⅰ Tour[1973]
Chapter 02 ■ Queen Ⅱ Tour[1974]
Chapter 03 ■ Sheer Heart Attack Tour[1974-1975]
Chapter 04 ■ A Night At The Opera Tour[1975-1976]
Chapter 05 ■ A Day At The Races Tour[1977]
Chapter 06 ■ News Of The World Tour[1977-1978]
Chapter 07 ■ Jazz Tour[1978-1979]
Chapter 08 ■ The Game Tour[1980-1981]
Chapter 09 ■ Hot Space Tour[1982]
Chapter 10 ■ The Works Tour[1984-1985]
Chapter 11 ■ Magic Tour[1986]
Extra Chapter ■ In Memories of Japan Tours...
クイーン ライヴ・ファイル 1970-1986
A5判/264頁/定価3,300円(税込)/9月15日発売
ISBN:978-4-401-65773-5
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