スウェーデンの国立オーケストラ:イエテボリ交響楽団がIN FLAMES、DARK TRANQUILLITY、AT THE GATESの楽曲にオマージュを捧げるイベント“The Gothenburg Sound”を12月にイエテボリにて開催。「メロ・デス」美学なおも拡大中!

DARK TRANQUILLITYが公式インスタグラムにて本年12月に開催される“The Gothenburg Sound”なるクラシック音楽イベントの告知を行なった。

DARK TRANQUILLITY公式インスタグラムより。

「イエテボリ交響楽団(GSO)による“イエテボリ・サウンド”へのトリビュート公演を発表できることを大変光栄に思う。この企画は長い間温めてきたものだが、DARK TRANQUILLITYの楽曲のみならずAT THE GATESやIN FLAMESの曲がフル・オーケストラ用にアレンジされるのを耳にするなんて、このプロジェクトが始まった当初は想像もできなかった。スウェーデンの国立オーケストラGSOはヨーロッパのプレミア・オーケストラのひとつ。こんなふうに故郷に認められることは本当に特別だ。12月4日と5日、このユニークなマイルストーンに私たちと共に参加してください。これは大事件だ!」

このイベントでイエテボリ交響楽団はフル・オーケストラ・アレンジされたIN FLAMES、DARK TRANQUILLITY、AT THE GATESの楽曲を演奏する。これら3組はいずれもメタル・リスナーにとっては言わずと知れたイエテボリ産のメロディック・デス・メタルのパイオニアたち。その界隈の愛好家にとっては“イエテボリ・サウンド”なる言葉もすでにお馴染みのジャンル感だろうが、ついにそれがクラシック音楽界隈でも明確に認識されるようになったとは……メロディック・デス・メタル30年超の歴史の重みを改めて実感できる出来事だ。DARK TRANQUILLITYによるテンション高めの告知もその気持ちはよ~くわかる。

一方、クラシック音楽と大衆文化の距離感が比較的(少なくとも日本や米国よりは)近いヨーロッパ圏で楽団の運営に奮闘するイエテボリ交響楽団の企画告知はこんな感じ。GSO公式ウェブサイトより。

「アンダーグラウンドから世界クラスのシンフォニック・サウンドへ。イエテボリ交響楽団がイエテボリをロック界の地図に永遠に刻んだメロディック・デス・メタルに挑戦します。AT THE GATES、DARK TRANQUILLITY、IN FLAMESの名曲においてリフは情熱的な弦楽のパッセージやスリリングな打楽器へと変貌を遂げるのです。アンプを通したギターも、グロウル・ヴォーカルもない――しかし、管楽器、弦楽器、打楽器が織りなす豊かな響きは驚くべき新たな次元への扉を開き、さらに大迫力をもたらします。ハード・ロックのコンサートに足を踏み入れたことのない人でも、このメロディアスな世界には共感できる何かが見つかるはず。“イエテボリ・サウンド”の多くはスウェーデンのフォークや伝統的なクラシック音楽と密接に関連しており、明確な哀愁、持続的メロディ、そして荒々しさと優しさを融合させた多様なスタイルが特徴です」

な、なるほど……こちらもやっぱりテンション高め。

オーケストラ編曲は自身ギター/ペダルスティール奏者としても活躍するスウェーデン人作曲家ヨハン・リンドストロームとU2、COLDPLAY、ピーター・ガブリエルへの協力経験も持つ英国の室内楽弦楽器奏者ジョン・メトカーフ(元DURUTTI COLUMN)によるもので、当日指揮棒を振るのは80年代スウェディッシュ・シンフォニック・ロック・バンドTRIBUTEの一員で現在はクラシカル・クロスオーヴァー系コンダクターとして活躍するヨセフ・レディンとのこと。

このスペシャル・イベント用音楽素材の現物はまだ公開されていないので、代わりにDARK TRANQUILLITYがスウェーデン産モダン・プログレッシヴ・メタラーSOENと共に続けてきた“Scandinavian Heavy Arts”と題する北米ツアー中にYouTube公式チャンネルに連続投下した最新ライヴ・クリップを、昨年2025年3月の来日公演を目撃できた方も見逃した方もあらためてお楽しみください。

“メロディック・デス・メタル”を取り巻く環境は誕生から優に30年を超えたいまなお留まることなくどんどん変化・進化を続けている!

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