ニック・メンザ他界から10年。LA音楽界の企画王“Cleopatra Records”がトリビュート企画としてかつてメンザが関わった未契約バンドSERPENT FROM EDENの未発表音源から再構築したヴァーチャル新作「SERPENT FROM EDEN feat. Nick Menza」を5月22日にリリース! デイヴ・エレフソン、クリス・ポーランドら元MEGADETH勢もゲスト参加!!
90年代MEGADETHの躍進を支えたニック・メンザ(ds)が2016年5月21日に51歳の若さで急逝して、本年2026年でちょうど10年。企画力とアーカイヴ音源の発掘力に定評のあるLAのレーベル“Cleopatra Records”がメンザの旧友と組んで立ち上げたトリビュート・プロジェクトのアルバムが、メンザの命日明けの5月22日にリリースされる。
「SERPENT FROM EDEN feat. Nick Menza」と題されたこのアルバムは、メンザがMEGADETH加入以前に在籍していたRHOADS(ランディ・ローズの実兄ケル・ローズのバンド)で同僚だったジョン・“ガンビー”・グッドウィン(g)が現在率いている未契約バンドSERPENT FROM EDENの作品という立て付けながら、その実態はグッドウィンが自身のアーカイヴから発掘した生前のメンザとのセッション音源を元にアルバム一枚を完成までもっていった作品で、基本は現SERPENT FROM EDENの演奏だが全編にメンザ本人のプレイが収められているとのこと。加えてメンザ&グッドウィンのRHOADS時代の同僚ダレン・バラード、メンザのMEGADETH時代の同僚デイヴ・エレフソン(b)、MEGADETH時代はほぼすれ違いだったが脱退後に親交を深めたクリス・ポーランド(g/メンザが心臓発作で急逝したのはポーランド率いるジャズ・フュージョン・グループOHMのライヴにヘルプ参加していたときのこと)、マックス・ノーマン(90年代前半MEGADETHのサウンド・エンジニア/プロデューサー)らメンザゆかりの人々の協力で仕上げられていることから、トリビュート・プロジェクトとしての企画性もバッチリだ。
02. The Atomic Disintegrator
03. Let It Go
04. The Kachillian
05. Killing Time
06. America is a Gun [CD ONLY]
07. Dude Skywatcher
08. Message From The Visitors
09. Cydonia
10. Atlantis
11. Tomorrow Never Knows
アルバムからはすでに“Promises, Conspiracies & Lies”“Let It Go”の2曲が先行シングル・カットされており、アーカイヴ映像を交えたMVも公開されている。
亡くなる直前のニック・メンザは膝の故障で離れざるを得なかったMEGADETHへの復帰の可能性もわずかに残しながらいくつものプロジェクトに関わってさまざまな可能性を探っていたが、このグッドウィンとのコンビが最もストレート&オーセンティックにヘヴィ・メタルのスタイルを志向していたことが窺われる。“ガンビー”・グッドウィンは長らくさまざまなアーティストの裏方仕事を手広く務めてきたセッション・ギタリストでメンザ在籍時MEGADETHのギター・テックを務めていた経験もあるといい、シングル曲“Promises, Conspiracies & Lies”はデイヴ・ムステインに対する複雑な感情を表現した曲なのだとか。
それはともかく、ここでいま一度、ドラッグ禍で崩壊寸前までいったMEGADETHをマーティ・フリードマンと共に救ったニック・メンザの凛々しいプレイ姿を思い出しておきましょうか。
“Promises, Conspiracies & Lies”
2026年
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