SKID ROWからエリック・グロンウォールが脱退! 代役はリジー・ヘイル!

エリック・グロンウォール<vo>が、健康上の理由でSKID ROWから脱退することがバンドのSNSで発表された。

すでに決定しているアメリカでの4本のライヴは、バンドの長年の友人であるHALESTORMのリジー・ヘイルを代役シンガーに迎えて行なうという。

公式声明の中で、バンドはこう述べている。
「我々は、この2年間にエリックと共に成し遂げてきたことに誇りを感じており、今後の彼の健康を祈るばかりです。この2年間を祝福するため、バンドの35年以上の歴史におけるこの時期を捉えたライヴ・アルバムをリリースする予定です。詳細は近日中に発表します」

そして、エリックは次のようにコメントしている。
「白血病治療の6ヵ月後に、俺はこの素晴らしいバンドに加わる機会を得て、その1ヵ月後にはワールド・ツアーをやった。ワオ! 夢の実現だよ。でも、骨髄移植をしたせいで、免疫系に障害がある状態でワールド・ツアーをやることは難しいことが判明したんだ。SKID ROWがツアー・バンドであることは理解してるし、俺はそれを尊重する。このバンドにいながら自分の健康を優先することはできないから、ここは身を引いた方がいいと決心したんだ。俺はSKID ROWを愛してるし、他のメンバーにはリスペクトしかないけど、それ以上に大切なのが自分自身の健康だ。俺の身体は日に日に強くなって健康になってきてるけど、医者と相談した結果、回復のための時間がもっと必要だということになった。それはSKID ROWのリード・シンガーをやりながらでは無理だ。だから、俺は今回の辛い決断をしたんだ。こんな素晴らしいチャンスを与えてくれた他のメンバーに感謝したいし、このステイタスのあるバンドのリード・シンガーとして俺を受け入れてくれたすべてのファンにも感謝したい。健康第一だよ!」

一方、エリックの代役を務めることになったリジー・ヘイルはこうコメントしている。
「SKID ROWのリード・シンガーとして何本かライヴをやることになったの! 彼らを友達と呼べることは名誉なことだし、一緒にステージに立てるなんて光栄よ! エリック、あなたの次のアドベンチャーでの成功を祈ってるわ。さて、どのレザーパンツを穿こうかな?」

リジーが歌うSKID ROWのライヴは、5月17日のイリノイ公演、18日のアイオワ公演、31日のネヴァダ公演、そして6月1日のカリフォルニア公演の4本。これはこれでレアなショウになるはずだ。

エリックを含むSKID ROWは、2023年5月には来日公演を行なう予定だったが、その1週間前にエリックがインフルエンザに罹患したため、急遽来日が延期となり、その後、中止となった。エリックは、その前のH.E.A.T時代にも、2020年3月に来日公演が決まっていながらコロナ禍のため延期となり、振替日程が2021年4月に決まったものの、その時期になってもコロナ禍が収まらず、来日が中止となっていた。日本のファンとしては、この不運を呪うしかない…。

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