1月16日・17日、メタルコアの神髄UNEARTHが8年振りに日本上陸! SABLE HILLSとの運命的激突を見逃すな!
メタルコアの先駆者というべきUNEARTHの、実に8年ぶりとなるジャパン・ツアーがいよいよ目前に迫ってきた。今回は1月16日、17日に都内でのライヴハウス公演2本が行なわれるのみだが、16日の渋谷CYCLONEでの公演チケットはすでにソールドアウト。17日、代官山UNITでの公演分についても完売に近付きつつあるので、この機会を逃さずにおきたいファンは急ぐべきだろう。
昨年の夏以降、欧州各国やメキシコ、アメリカをサーキットしてきたUNEARTHだが、彼らの2023年のツアーはこの2公演からスタートすることになり、その先にはオーストラリア、台湾での公演も予定されている。今回の日本公演は、バンド側が久しぶりの日本上陸を強く望んだことから行なわれるもので、その実現には両公演のサポート・アクトを務める日本の新鋭、SABLE HILLSがひと役買っている。このバンドの核であるTAKUYA(vo)とRICT(g)は実の兄弟だが、UNEARTHに対しては並々ならぬ思い入れを持っており、昨年の夏以降、欧州ツアーなどの機会を重ねてきた経験も今回のツアー実現の一因となっている。まず、TAKUYAは次のように語っている。
「UNEARTHと関わりの深い日本の関係者から、俺たちもよく出演している渋谷CYCLONE側に、『UNEARTHが日本に来たがっているんだが、誰かツアー自体を組んでサポートを務めてくれるバンドはいないか?』という打診があって、そこで俺たちの名前が挙がったそうなんです。それで連絡をもらった時は『やるに決まってるじゃないですか!』と即答しました。実際問題、話をもらったのが結構ギリギリのタイミングで、しかも彼らの日本滞在期間があらかじめごく限られていたので、移動日を設けることもできず、結果的には東京での平日2公演という形になりました。このツアー開催発表直後『平日かよ!』『東京だけかよ!』みたいな声もたくさん聞こえてきたんですけど、そういう事情だったんです」
TAKUYAはこの件についての打診を受けた際、「自分たちがやるのがベストだ」と感じたという。その理由について彼は次のように語っている。
「ちょうどヨーロッパ・ツアーなども経てきて、海外のバンドとコミュニケーションをとりながらライヴやるうえでの経験値も上がってきて、今後そうした活動の機会を増やしていきたいという気持ちがあった。その第一弾として自分たちが多大な影響を受けてきたUNEARTHと一緒にやれるのは最高だと思ったんです。だから、自分たちはあくまで前座ではありますけど、“迎え撃つ”という感覚ですね。彼らは2000年代のメタルコアを象徴するバンドのひとつですけど、メタル側からもハードコア側からもリスペクトを集めていて、真の意味でメタルコアを体現している存在だと思う。それはまさに自分たちが目指すところでもあるし、憧れも感じているんです。だからこそ今回はこちらも全力でぶつかっていくし、UNEARTHのファンにも自分たちのメタルが伝わるはずだと信じています。同時に、SABLE HILLSとの出会いを切っ掛けにメタルに興味を持ち始めた人たちには、俺たちの音楽の背景にあるものの魅力が伝わるはずだと思う。だからこれは自分たちにとって絶好の機会だと思えたし、自分たちがやるべきことだと即断できたんです」
そのTAKUYAの実弟にあたり、このバンドの楽曲すべての作曲を手掛けているギタリストのRICTには、UNEARTHにまつわる具体的な思い出があるようだ。
「僕自身、作曲面でもUNEARTHに影響されている部分というのがかなり大きくて、彼らの曲をコピーするためにおぼえたコードで曲を作るようになったところさえあるんです。そもそもずっとファンだったので、8年前の来日公演ももちろん観てるんですけど、あれはこれまでの自分の人生の中でも3本の指に入るぐらい素晴らしいライヴでした。しかも、実はその来日公演というのが、僕自身の大学受験直後だったんですね。志望大学に合格して、『今日からは自由の身だ!』みたいな異様なテンションで会場に行って、めちゃくちゃ盛り上がった記憶があります。そうした記憶もあるだけに、UNEARTHに対してはものすごく思い入れがあるし、取材の場で影響を受けたバンドとかを聞かれるたびに彼らの名前を挙げてきたので、SABLE HILLSのファンの人たちもみんなUNEARTHのことは認知しているはずだし、そんな人たちにも是非観に来て欲しいですね」
前回の来日時から8年を経ているUNEARTHの説得力満点の轟音。そんな彼らをリスペクトしてやまないSABLE HILLSの若きパワー。両雄の激突に加え、16日の渋谷CYCLONEにはView From The Soyuz、17日の代官山UNITにはGraupelも登場する。この機会に、すでに長い歴史を持ち始めているメタルコアの世代を超えた魅力を満喫したいところである。
文:増田勇一
UNEARTH JAPAN TOUR 2023
with SABLE HILLS
■2023年1月16日(月)東京・渋谷CYCLONE
出演:UNEARTH / SABLE HILLS / OA:View From The Soyuz
チケット:SOLDOUT!
■2023年1月17日(火)東京・代官山UNIT
出演:UNEARTH / SABLE HILLS / Graupel
チケット:前売 7,500円 / 当日 8,500円(各ドリンク代別途)
e+:https://eplus.jp/sf/detail/3758650001-P0030001
<問い合わせ>
株式会社FABTONE 03-5985-4641 fabtoneinc@gmail.com
昨年の夏以降、欧州各国やメキシコ、アメリカをサーキットしてきたUNEARTHだが、彼らの2023年のツアーはこの2公演からスタートすることになり、その先にはオーストラリア、台湾での公演も予定されている。今回の日本公演は、バンド側が久しぶりの日本上陸を強く望んだことから行なわれるもので、その実現には両公演のサポート・アクトを務める日本の新鋭、SABLE HILLSがひと役買っている。このバンドの核であるTAKUYA(vo)とRICT(g)は実の兄弟だが、UNEARTHに対しては並々ならぬ思い入れを持っており、昨年の夏以降、欧州ツアーなどの機会を重ねてきた経験も今回のツアー実現の一因となっている。まず、TAKUYAは次のように語っている。
「UNEARTHと関わりの深い日本の関係者から、俺たちもよく出演している渋谷CYCLONE側に、『UNEARTHが日本に来たがっているんだが、誰かツアー自体を組んでサポートを務めてくれるバンドはいないか?』という打診があって、そこで俺たちの名前が挙がったそうなんです。それで連絡をもらった時は『やるに決まってるじゃないですか!』と即答しました。実際問題、話をもらったのが結構ギリギリのタイミングで、しかも彼らの日本滞在期間があらかじめごく限られていたので、移動日を設けることもできず、結果的には東京での平日2公演という形になりました。このツアー開催発表直後『平日かよ!』『東京だけかよ!』みたいな声もたくさん聞こえてきたんですけど、そういう事情だったんです」
TAKUYAはこの件についての打診を受けた際、「自分たちがやるのがベストだ」と感じたという。その理由について彼は次のように語っている。
「ちょうどヨーロッパ・ツアーなども経てきて、海外のバンドとコミュニケーションをとりながらライヴやるうえでの経験値も上がってきて、今後そうした活動の機会を増やしていきたいという気持ちがあった。その第一弾として自分たちが多大な影響を受けてきたUNEARTHと一緒にやれるのは最高だと思ったんです。だから、自分たちはあくまで前座ではありますけど、“迎え撃つ”という感覚ですね。彼らは2000年代のメタルコアを象徴するバンドのひとつですけど、メタル側からもハードコア側からもリスペクトを集めていて、真の意味でメタルコアを体現している存在だと思う。それはまさに自分たちが目指すところでもあるし、憧れも感じているんです。だからこそ今回はこちらも全力でぶつかっていくし、UNEARTHのファンにも自分たちのメタルが伝わるはずだと信じています。同時に、SABLE HILLSとの出会いを切っ掛けにメタルに興味を持ち始めた人たちには、俺たちの音楽の背景にあるものの魅力が伝わるはずだと思う。だからこれは自分たちにとって絶好の機会だと思えたし、自分たちがやるべきことだと即断できたんです」
そのTAKUYAの実弟にあたり、このバンドの楽曲すべての作曲を手掛けているギタリストのRICTには、UNEARTHにまつわる具体的な思い出があるようだ。
「僕自身、作曲面でもUNEARTHに影響されている部分というのがかなり大きくて、彼らの曲をコピーするためにおぼえたコードで曲を作るようになったところさえあるんです。そもそもずっとファンだったので、8年前の来日公演ももちろん観てるんですけど、あれはこれまでの自分の人生の中でも3本の指に入るぐらい素晴らしいライヴでした。しかも、実はその来日公演というのが、僕自身の大学受験直後だったんですね。志望大学に合格して、『今日からは自由の身だ!』みたいな異様なテンションで会場に行って、めちゃくちゃ盛り上がった記憶があります。そうした記憶もあるだけに、UNEARTHに対してはものすごく思い入れがあるし、取材の場で影響を受けたバンドとかを聞かれるたびに彼らの名前を挙げてきたので、SABLE HILLSのファンの人たちもみんなUNEARTHのことは認知しているはずだし、そんな人たちにも是非観に来て欲しいですね」
前回の来日時から8年を経ているUNEARTHの説得力満点の轟音。そんな彼らをリスペクトしてやまないSABLE HILLSの若きパワー。両雄の激突に加え、16日の渋谷CYCLONEにはView From The Soyuz、17日の代官山UNITにはGraupelも登場する。この機会に、すでに長い歴史を持ち始めているメタルコアの世代を超えた魅力を満喫したいところである。
文:増田勇一
UNEARTH JAPAN TOUR 2023
with SABLE HILLS
■2023年1月16日(月)東京・渋谷CYCLONE
出演:UNEARTH / SABLE HILLS / OA:View From The Soyuz
チケット:SOLDOUT!
■2023年1月17日(火)東京・代官山UNIT
出演:UNEARTH / SABLE HILLS / Graupel
チケット:前売 7,500円 / 当日 8,500円(各ドリンク代別途)
e+:https://eplus.jp/sf/detail/3758650001-P0030001
<問い合わせ>
株式会社FABTONE 03-5985-4641 fabtoneinc@gmail.com
UNEARTH https://unearthofficial.com
SABLE HILLS https://www.sablehills.jp
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