SOULFLYが8月発売の新作「TOTEM」からジョン・ターディがゲスト参加したニュー・シングルをリリース!

マックス・カヴァレラ<vo,g>率いるSOULFLYが、8月5日に発売されるニュー・アルバム「TOTEM」から2曲目のシングル”Scouring The Vile”をリリースした。

このニュー・シングルには、OBITUARYのジョン・ターディ<vo>がゲスト参加している。

今回のシングルについて、マックス・カヴァレラはこうコメントしている。
「俺達はたくさんの良い人達を癌で亡くした。今回のアルバムの曲作りをしていた時、EMTOMBEDのL.G.(ペトロフ)が亡くなったし、その前にはDEATHのチャック・シュルディナーが亡くなったし、家族にも癌に倒れた人達がいた。それで、癌に対抗する曲を書きたいと思ったんだ。癌に対して『お前なんかクソくらえだ!』という手紙を出すようなものさ。お前なんかに全員を奪わせないぞ、俺達はお前と戦ってやる、という感じでね。この曲は今回のレコードの中で最もヘヴィな曲の1つだ。ヴェテランのジョン・ターディ―とヴォーカルをシェアできて最高だったよ」

マックスは、ニュー・アルバムは自然からインスピレーションを受けていると語る。
「このレコードは自然にインスパイアされてるんだ。アルバム・カヴァーのトーテムポールにはたくさんの動物が描かれている。それは俺達のスピリット・アニマルみたいなものを少し意識したんだけどね。俺達の内面の表われというかね。ライオンとイボイノシシが混ざったようなものがいるし、角があるヤギもいるし、フクロウやワシもいる。そして場所は森の中なんだ」
「多くの先住民が自然を崇拝している。自然は神のようなものなんだ。それがこのレコードの焦点になっていると思う。まあ、そうじゃないテーマの曲もあるけどね。社会的な問題を扱った曲もあって、”Filth Upon Filth”というんだけど、これは(SLAYERの)『REIGN IN BLOOD』にかなり影響を受けた曲だよ。この曲を書いていた時、『REIGN IN BLOOD』をよく聴いてたんだ。だから、あのクールなSLAYERっぽいグルーヴを持っている。あと、”The Damage Done”という曲もあって、これは森林伐採についての曲だ。アマゾンに関する文献をたくさん読んだんだ。人間がいかにアマゾンを破壊し、略奪しているかをね。アマゾンは地球の肺のようなものなのに…。そういった問題について人々が話をするよう歌詞で取り上げるのも俺達の役目だし、一石を投じるのはいいことだと思ったんだ」

SOULFLY
「TOTEM」

2022年8月5日発売

<収録曲>
01. Superstition
02. Scouring The Vile
03. Filth Upon Filth
04. Rot In Pain
05. The Damage Done
06. Totem
07. Ancestors
08. Ecstasy Of Gold
09. Soulfly XII
10. Spirit Animal
 
SOULFLY
- Superstition (OFFICIAL LYRIC VIDEO)

※こちらは1stシングル。

 

※以下、メーカー・インフォメーションより。
 

マックス・カヴァレラ率いるソウルフライが4年ぶりのニュー・アルバムをリリース。
アグレッシヴ、ヘヴィ、プリミティヴ。バック・トゥ・ベーシックを掲げた本作のヴァイブは
『Beneath the Remains』時代のセパルトゥラを強烈に思わせる!


ブラジルを代表するメタル・バンド、セパルトゥラのフロントマンであったマックス・カヴァレラ。97年、彼がセパルトゥラを去ったのちに結成したバンドがソウルフライである。98年にバンド名を冠したアルバムでデビュー。ヘヴィメタルとハードコア・パンク、さらにはブラジル等のワールドミュージックの融合という、セパルトゥラ時代にも追求したスタイルをさらに突き詰めたソウルフライの音楽は、大きな反響を呼ぶ。00年にリリースされたセカンド・アルバム『Primitive』は、ビルボード・チャートの32位にランクインしたほど。その後もソウルフライは数々のラインナップを経ながらも、音楽の根源を問うような、プリミティヴでヘヴィなアルバムで、多くのファンを魅了してきた。

そんな彼らが、4年ぶりとなるニュー・アルバム『トーテム』をリリースする。今回はトリオ編成。ギター・ヴォーカルはもちろんマックス。ドラムはお馴染み、マックスの愛息ザイオン・カヴァレラ。そして、ベースも前作同様マイク・レオン。一方で、長年ソウルフライのギタリストを務めてきたマーク・リッゾが参加していない。

ある日ザイオンがマックスに、「初期のセパルトゥラの名曲たちはどうやって書かれたのか?」と尋ねたことがきっかけで始まったという『トーテム』のジャム。本作はバック・トゥ・ベーシック的側面を持っており、アグレッシヴ、プリミティヴ、そしてヘヴィでグルーヴィという、実にソウルフライらしい作品に仕上がっている。『Beneath the Remains』時代のセパルトゥラを強烈に思わせるヴァイブに、長年のマックス・ファンも興奮を抑えられないだろう。もちろん、単なる懐古趣味だけで終わるはずはない。ザ・キュアーやシスターズ・オブ・マーシーからの影響すらあるという本作は、エクストリーム・ミュージック界の巨匠、マックス・カヴァレラのキャリアを総括するような、唯一無二のアルバムである。「動物の精神や森、自然とつながるようなアルバムを作りたかった」と語るマックス。ソウルフライの音楽は常にスピリチュアルであり、私たちの精神にダイレクトに語りかけてくる。

プロデュースはマックスと、Power Tripをブレイクさせたことでも知られるアーサー・リズク。そのPower Tripのクリス・ウルシュ、Obituaryのジョン・ターディらがゲスト参加。

【メンバー】
マックス・カヴァレラ(ヴォーカル/ギター)
ザイオン・カヴァレラ(ドラムス)
マイク・レオン (ベース)

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