元HANOI ROCKSのナスティ・スーサイドが癌の闘病中であることを公表！ そして6月発売のニュー・アルバムから先行シングルをリリース！

元HANOI ROCKSのメンバーで、CHEAP AND NASTYやCHERRY BOMBZやDEMOLITION 23でも活躍したナスティ・スーサイドことヤン・ステンフォース<g,vo>が先頃、6月に発売されるSTENFORS名義のニュー・アルバムに関するインタビューを受け、その中で、自身が前立腺癌の治療中であることを公表した。

彼は地元フィンランドの『Chaoszine』とのインタビューで次のように語った。
「（病気について）話してもいいよ。別に秘密じゃないしね。実際、アルバムのレコーディングに影響もあったんだ。俺達はアルバムを作ることに決めて、すべてが順調に進んでたんだけど、レコーディングを始めた途端に、俺が前立腺癌の診断を受けてしまってね。まず頭に浮かんだのは『おいおい、アルバムはどうなるんだよ？』ってことだったけど（笑）、結局それほど影響はなかった。ただ、夏に俺が化学療法を受けてた時はレコーディングを少しずつしかできなかったから、そういう部分は明らかに影響があったけどね。まあ、癌の治療ってそういうもんだからさ。俺はそういう風に考えてる」

「俺は数ヵ月におよぶ化学療法の段階を終えて、今は良い気分だよ。ちょうど放射線治療を始めたところで、3月末まで毎日放射線を当てることになっている。少しずつ癌細胞に必要な照射をしていくんだ。俺はポジティヴに捉えてるよ。実際、良い方向に向かってるしね。長いスパンで少しずつ検査と照射を続けていかなきゃいけないんだ。気分はいいよ。というか、病気の自覚症状はないんだ」

そんな彼が6月10日にリリースするのはSTENFORS名義の「FAMILY ALBUM」で、そのタイトルにも表われているように、参加ミュージシャンは全員が彼の家族、ステンフォース・ファミリーである。

このニュー・アルバムから先週、先行シングルとして”Then It's Gone”がリリースされた。