元STEEL PANTHERのレキシー・フォックスことトラヴィス・ヘイリーがかつてのバンドメイトとの間に「苦い感情がある」と告白!
デビューした頃のSTEEL PANTHER。左からスティックス・ザディニア<ds>、マイケル・スター<vo>、サッチェル<g>、レキシー・フォックス<b>。
今年7月にSTEEL PANTHERを脱退したレキシー・フォックスことトラヴィス・ヘイリー<b>が、9月にニュー・バンドHOLLYWOOD GODS N' MONSTERSを結成して音源制作に取り組んでいることは先日のニュースでお伝えしたが、そのトラヴィスが最近受けたインタビューの中で、彼とSTEEL PANTHERのメンバーとの間にわだかまりが残っていることを告白した。
そのインタビューで、かつてのバンドメイトたちとは今も良好な関係にあるか?と訊かれたトラヴィスは次のように答えた。
「俺達は会話をしてないんだ。シンガー(マイケル・スター)とはまだちょっと話したりするけどね。でも、(脱退によって生まれた)傷跡や、脱退の経緯については、いくらか苦い感情があると思う。それを俺の口から説明するのは難しいよ」
「これ(STEEL PANTHER時代のこと)は俺がとても誇りに思っていることの1つなんだ。あんなに長い間あのキャラクターでいられたこと、そしてあの連中と一緒にプレイできたことがね。彼らはみんな素晴らしいミュージシャンだ。俺は長いことあのキャラクターを演じていたから、生活の中からあのバンドがなくなって違和感もあるけど、ちょっと新鮮な気分でもあるよ」
7月にSTEEL PANTHERがトラヴィスの脱退を発表したとき、バンド側はジョークっぽく下記のような声明を発表していた。
「レキシーはロックダウン期間中のボトックス代を稼ぐために『セクシー・レキシーによる美しすぎるペットたち』というサイド・ビジネスを始めました。そして、自分がキレイになることよりペットをキレイにしてやることの方に喜びを感じている自分に気づいた彼は、手鏡を捨てて、その新たな情熱に専念すること、つまりブサイクな犬をキレイな犬にしてあげる道を選んだのです」
その後、9月にサッチェルはあるインタビューで次のように語っていた。
「俺達は彼に辞めて欲しくなかった。多くのファンを含めて、そんなことを望んでる人間は誰一人としていなかったよ。みんなが彼の脱退をとても悲しんでいると思うけど、辞めたのは彼なんだ。彼には取り組んでいることがあって、このバンドを辞めてそっちをやりたかったんだと思う。だから、判らないけど…。俺がレキシー・フォックスの代わりに説明するわけにはいかないよ。俺達はみんな彼を恋しく思っているし、今後彼がやることはすべて成功するよう願っている。とにかく、俺達が彼をクビにしたんじゃなくて、彼が辞めたんだ。だから、俺達は前に進まなきゃいけないし、もっと若くて、もっとセクシーで、あまりボトックスが必要ないプレイヤーを見つけなきゃいけないんだ」
とりあえずSTEEL PANTHERはサポート・ベーシストを起用してライヴ活動を続けているようだが、果たしてバンドに相応しい濃いキャラのベーシストが見つかるのはいつになるだろうか?
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