グラハム・ボネットが1984年当時のイングヴェイ・マルムスティーンとのトラブルを詳細に語る!

先頃、ARCH ENEMYのジェフ・ルーミスをニュー・ギタリストに迎えて、GRAHAM BONNET'S ALCATRAZZで活動していくことを発表したグラハム・ボネットが、『MisplacedStraws.com』での最新インタビューの中で、1984年にALCATRAZZに起こった出来事を振り返り、バンドのデビューからわずか半年ほどで初代ギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンがいかにして脱退に至ったかを説明した。

「イングウェイは出て行かなきゃいけなかった。俺達はあまり良くない喧嘩をしたんだ。彼には残ってほしかったけど、あの少年はモンスターに成長してしまった。素晴らしいギタリストであることは間違いないけどね。ある夜、彼のギター・ソロ・タイムになったんで、俺は舞台袖に引っ込んだんだけど、そこで彼のコードに足が引っ掛かってしまって、ギター・アンプからコードを引き抜いてしまったんだ。イングヴェイは俺がわざとやったと思ったようだね。その後、俺がツアー・バスの中で運転手と話をしていたら、イングヴェイが走ってきて、俺の首を掴んで、こうやって(首を絞める仕草)親指を俺の喉に押し込んだんだ。そして、「このクソ野郎! 俺のソロの途中でプラグを外しやがったな!」と言った。俺は「何の話だよ?」と答えたよ。自分でやったことに気づいていなかったんだ。その様子をスタッフの1人が見ていた。イングヴェイは俺の喉を潰そうとしていたんだ。親指をここに押し込んでね。俺は窒息しそうだったよ。スタッフのハンガリー人の男は大柄で、当時の俺の親しい友達の1人だったんだけど、彼がイングヴェイにヘッドロックをかまして、「今度グラハムの身体に触れたら、お前の首をへし折るからな」と言ったんだ。その夜、俺達はツアー・バスでロサンゼルスに戻ったのを覚えているけど、そのバスの中で俺達はイングウェイをクビにした。だって、あんなことはやっちゃいけないよ。シンガーの首を絞めるなんてことは…。それでイングヴェイとは終わったんだ」

イングヴェイ自身はALCATRAZZ脱退について「ソロ・キャリアを追求するために自分から脱退した」と語っており、解雇されたなどとは一言も言っていないことはご存知のとおり。どちらの言い分が真実なのかは判らないが、どちらの言い分も真実なのかもしれない…。
 
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