訃報:元SKID ROWのジョニー・ソリンガーが死去

2013年頃のSKID ROW。中央がジョニー・ソリンガー。

去る6月26日、元SKID ROWのリード・ヴォーカリストのジョニー・ソリンガーが死去した。55歳だった。

ジョニーは今年5月上旬にフェイスブックで、自分が肝不全で入院していること、その病状があまり良くないこと、そして、多くのミュージシャンと同様、健康保険に加入していないため適切な治療を受けることが非常に困難であることを告白していた。

ジョニーの妻で女優のポーラ・マルセナロは6月26日、フェイスブックを通じてファンに「私は安楽死に移行する決心をしました。彼を送り出す時が来ました。もっと何かしてあげられたら良かったんだけど…。彼を救うことができたなら…。ごめんなさい、ジョニー・ソリンガー。本当にごめんなさい」と語り、その2時間後に「彼は安らかに逝きました」と報告した。ジョニーは彼女に手を握られながら天に召されたという。

ジョニーは1999年にセバスチャン・バックの後任としてSKID ROWに加入してシーンの表舞台に登場し、2015年にバンドを脱退(ジョニー自身は「ソロ・キャリアを追求するため脱退した」と語り、バンド側は「解雇した」と語っていた)するまで約15年間にわたってフロントを務めた。その間、SKID ROWで2枚のスタジオ・アルバムと2枚のEPをリリースし、ソロ作品も5枚リリースしていた。

訃報を受けてSKID ROWは、「我々の兄弟であるジョニー・ソリンガーの訃報を聞いて悲しみに暮れています。我々の思いは、彼の家族、友人、ファンと共にあります。Singoよ、幸運を祈ってる。Scrappyによろしくな」とSNSを通じてメッセージを送った。(Singoはジョニーの愛称。Scrappyはジョニーの祖父の愛称で、ジョニーは2014年に祖父に捧げる「SCRAPPY SMITH」というソロEPをリリースしていた)

さらに、デイヴ・スネイク・セイボ、レイチェル・ボラン、スコッティ・ヒルらSKID ROWのメンバーが個人で追悼メッセージをアップした他、セバスチャン・バック、トニー・フランクリン、マイケル・スウィート、フィル・ヴァローン、アレックス・グロッシ、トッド・カーンズら数多くのミュージシャンがジョニーの死を悼むコメントをSNSにアップしている。

謹んでご冥福をお祈りいたします。



 
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