NEMOPHILAの全国Zeppツアーのファイナルとなった東京公演の模様をリポート!
NEMOPHILA Zepp Tour 2022
〜虎穴に入らずんば虎子を得ず〜
2022.06.24 (金)Zepp Haneda ライヴ・リポート
【NEMOPHILA×ROTTENGRAFFTY】
6月3日(金)から始まったNEMOPHILA初のツアーであり初の対バンツアーは、今日6月24日(金)Zepp Hanedaでフィナーレを迎えた。6月3日(金)MUCC@Zepp Fukuoka、6月10日(金)PassCode@Zepp Nagoya、6月11日 (土) LOUDNESS@Zepp Osaka Bayside、6月18日(土) 氣志團@Zepp Sapporo、6月24日(金)ROTTENGRAFFTY@Zepp Haneda! 言うまでもなく初の全国Zeppツアーでもあった。
騒然で静寂で、かつ轟音で爆音! ラウドな中にメロディアスな旋律がユーザーの心を閃光弾のように鷲掴み、デジタルとアナログ、相対がシンクロする1999年に京都で結成された関西の雄ロットン。そのライヴは言うまでもなく、関西のロック&ソウルが身体中に注ぎ込まれるかのように熱く、疾走感に溢れかつ迫力があり爆発的な盛り上がりを魅せて終了した。
ライヴ前に「今日は爆発します!」と言ってたmayu 。ややアウェーな余韻が残る中、どういうステージングになるか不安混じりに見ていたが、そんな危惧を吹き飛ばすように頭からバリバリ全開、溢れるテンションを巻き散らかすようにライヴはスタート。
1曲目は海外での人気も高いNEMOPHILAというバンドを象徴する「REVIVE」だ。キャパ制限下で集まった1,500人のオーディエンスは、声に出せない思いやいろんな感情を拳に込めて突き上げる。目まぐるしくチェンジするお立ち台とフォーメーションの妙もNEMOPHILAの売りではあるが、今回はさらにその動きがスピーディーで艶やかだ。
「雷霆 -RAITEI-」の後のMCでは大先輩のROTTENGRAFFTYへの感謝の気持をヴォーカルのmayuが言葉にかえる。ベースの重低音を弾くことをきっかけに始まった「Fight」、続く「Rollin’ Rollin’」でもハラグチサンの存在はそのキュートなルックスと真逆でヘヴィでパワフルでそして激しい。
MC明けの中盤戦は「徒花-ADABANA」からスタート。オーディエンスとNEMOPHILAが一心同体となることをイメージして作ったかのような曲。壮大でメロディアスなサウンドで一気にオーディエンスをGROOVEの波へ、「Change the World」と続く。「Life」では声に出せない気持が荒ぶる魂となり、mayuのコールに誘われたクラップの渦と相俟って共時性を生み出す。葉月のギターもスラッシーでトリッキーでそのシャープなシルエットと共にオーディエンスの目を惹く。
最後のMCではロスの老舗ライブハウス『Whisky a Go Go』での海外初ワンマンを発表。「MONSTERS」から最高のヘルバンバー「DISEENSION」へ。満面の笑顔と凄みを増すNEMOPHILAのバンドサウンドは会場を絶頂へと導く。本編最後は、シャウトからクリーンなハイトーンへと多彩に変化するmayuのヴォイス&スクリーム、フィナーレに向けて唸るむらたたむのツーバス。的確に刻むビートこそがメンバーにとって、処方箋的な効果を生み出しサウンドの軸として君臨する。そのフロントで彩鮮やかに、そして豊かに進化したギターサウンドが個性的にぶつかり寄り添う旋律が印象的な「A Ray Of Light」で幕を閉じた。
アンコールではロットンのNOBUYAとN∀OKIの2人と「金色グラフティー」エンタメなコラボレーション。そしてNEMOPHILAの記念すべき1stシングル「OIRAN」でヘヴィさと轟音と激しさと、ヘドバンの興奮の余韻を残して、多くの拍手の中、客席に向かい手を振り、感謝の言葉と笑みの中、ステージを後にした。
ライヴ後の楽屋では「今回のツアーでは本当に得たものもたくさんあったけど、まだまだ先輩アーティストの皆さんと埋まらないもの、課題というものも見つかりました。いろんなことを勉強させてもらいました。これを糧に、7月の『Wisky a Go Go』もそうだけど、10月の『AFTERSHOCK』も自分たちらしい、楽しい素敵なライヴをやりたいと思います」と冷静に先を見据えて語るSAKIがいた。
国内外というボーダーにとらわれることなく、NEMOPHILAは自分たちのNEXT STAGEを確実に登ってく行くに違いない! 再度そう強く確信した夜だった。
<SETLIST>6/24@Zepp Haneda
01. REVIVE
02. 雷霆(RAITEI)
03. Fight
04. Rollin’ Rollin’
05. Night Flight
06. 徒花-ADABANA-
07. Change the World
08. Life
09. MONSTERS
10. DISSENSION
11. A Ray Of Light
ーencore 1ー
12. 金色グラフティー feat.NOBUYAとN∀OKI from ROTTENGRAFFTY
ーencore 2ー
13. OIRAN
<リリース情報>
<ライヴ情報>
★10月7日(金)『AFTERSHOCK FESTIVAL 2022』DAY 2
アメリカ・カリフォルニア州サクラメントで開催される ロックとヘヴィ・メタルの世界最大級のフェスティヴァル!! KISSがヘッドライナーを務めるDAY 2(10月7日)に NEMOPHILAの出演が決定!!
★7月1日(金)Whisky a Go Go
アメリカ・ロサンゼルスの老舗ライヴハウス『Whisky a Go Go』でワンマン・ライヴを開催。LED ZEPPELIN、THE WHO、MÖTLEY CRÜE、METALLICAなど全世界に名を轟かすバンドを多く輩出したこのライヴハウスをアメリカでの活動のスタートに選択。日本だけでなく世界で輝くバンドに成長するその第一歩となるこのライヴを、全世界に向けた配信ライヴとして7月16日に公開することが決定! また、7月1日(日本時間7月2日)当日のライヴをリアルタイムで冒頭数分間YouTubeにて生配信を行なうことも決定!
初のLA公演の配信チケット発売中!
NEMOPHILA 1st in LA ~Whisky a Go Goからこんばんは~
配信日時 2022年7月16日(土)18:00~20:00
ライヴ会場 Whisky a GO GO(アメリカ・ロサンゼルス)
※アーカイヴ視聴は7月23日(土)23:59まで
配信チケット料金 4,000円
チケット購入はこちら
(l. to r.)葉月<g>、ハラグチサン<b>、mayu<vo>、むらたたむ<ds>、SAKI<g>
NEMOPHILA 公式サイト https://nemophila.tokyo
NEMOPHILA ツイッター https://twitter.com/NEMOPHILA_band
NEMOPHILA インスタグラム https://www.instagram.com/nemophila_band/
NEMOPHILA大特集のBURRN! JAPAN Vol.20 絶賛発売中!
シンコー・ミュージック・ムック
BURRN! JAPAN Vol.20
日本のアーティストに特化したヘヴィ・メタル専門誌
巻頭特集はNEMOPHILA!
<巻頭特集>
NEMOPHILA
“地獄のゆるふわバンド”と話題のガールズ・バンドのメンバー全員の個別インタビューを大フィーチュア!
<その他の登場アーティスト>
MORRIE
HAZUKI
VERSAILLES
摩天楼オペラ
The DUST’N’BONEZ
OUTRAGE
LIV MOON
NOCTURNAL BLOODLUST
ILLUSION FORCE
THOUSAND EYES
TEARS OF TRAGEDY
SABLE HILLS
BURRN! JAPAN Vol.20
A4判 160頁
2022年6月1日発売 定価1,800円(税込)
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