【BURRN! 8月号ちょい読み】
GALNERYUS──SYU & SHOのコンビが語る最新アルバム「A CRY FROM THE SKY ABOVE」
BY KYOSUKE TSUCHIYA
GALNERYUSの新作「A CRY FROM THE SKY ABOVE」の高い完成度には驚かされる。通算14枚目のアルバムにして、最高傑作と呼んでも差し支えないクオリティの傑作を生み出せるのは、やはりメンバーの弛みなき創作意欲と本来的に持つポテンシャルゆえだろう。ライヴでの即効性が感じられるストレートさが押し出されていながら、聴けば聴くほど細部へのこだわりも見えてくる。他と一線を画す固有のメロディック・メタルの最新型は、バンドにとってどのような意味を持つものなのか。SYU<g>とSHOこと小野正利<vo>に制作の舞台裏などを訊いた。
──とても聴き応えのあるアルバムが完成しましたね。デビュー20周年の締め括りのタイミングでリリースされた前作「THE STARS WILL LIGHT THE WAY」は、ライヴ映えをより意識した、瞬発力のあるストレートな楽曲が多く揃っていた印象ですが、どのように振り返りますか?
SYU(以下S):まずツアー中に曲作りを並行してやらなければいけないスケジュールだったんですけど、そうすると、たとえば、小野さんがステージで観客を煽っている光景をまじまじと目にした後に、また曲作りに戻ってといった日々になる。それによって、自然に煽り区画をたくさん作りたくなっていったようなところがあって。確かに僕が書いた曲で言えば、瞬発力のあるものは多かったと思います。普段は即興でひらめいたものとかも、一旦、しばらく煮詰める期間を置くんですけど、「いや、これはカッコいい」と早々と決断して曲に組み込むことも結構あって。濃密で、勢いもある、泣きもあるアルバムだったなと思います。
小野正利(以下M):アルバムを出した後に国内ツアーもやったし、中国で6ヵ所も廻ったし、この2月にはチリとメキシコでもライヴをやったんですよね。だから、前回のアルバムは、ずいぶん歌ったなぁって印象があるんですよ。結果として、自分の中ですごく理解が進んだというかね。
──興味深い話ですね。確かに前作のリリース後は、国内外含めて、通常よりもライヴの数が多かった。その意味では、メンバー自身も楽曲をより消化できた感覚はあるんでしょうね。今回の新作はどんなものにしようと考えたのでしょう?
S:いつもプロデューサーの久武(頼正)さんと打ち合わせをするんですけど、今回は長い曲が2つあるアルバムを作ってみようと話してたんですよ。実際にトラック2の “THE LIGHT OF THE HOPE” は9分台ですし、“WITHOUT YOU” はGALNERYUS史上最長なんですよね。それと同時に「THE STARS WILL LIGHT THE WAY」から緻密さをさらに上げて、楽曲のヴァリエーションを豊かにするということも挙げてましたね。
──長編を2つ入れようと考えたのは、どのような理由からなのでしょう?
S:GALNERYUSでは、アルバムの最後辺りに長い曲が来ることが結構続いていますし、1曲はそういうものが入るのは、聴いていただいている方も予想しやすいと思うんですよ。だから、狙いとしては、それをいい意味で裏切りたいといったところですかね。何作も作ってくると、驚きを与えるのもだんだん難しくなってくるので、今までやっていないことをどんどん試みていこうと。
──なるほど。長編曲は一般的に特別なものですが、GALNERYUSの場合、それ自体は特別じゃないところがありますもんね。“THE LIGHT OF HOPE” が9分超だという話がありましたが、イントロダクションの “CALL OF THE HORIZON” が4分以上ですから、実質的には14分ぐらいのオープニング・トラックになりますよね。(笑) もう1つの「緻密に」とは、いい意味でのラフさとは対照的な音の構築の仕方ということですよね。
S:ただ、僕の中では前作よりもという意識で、やっぱり勢いを重視した作り方ではあるんですよ。前回のツアーのときも、さらっと自然に弾けるフレーズになっていることを確認できましたし。曲作りの面で他に言うとしたら、感情に訴えるようなメロディが最優先ですけど、それはここ最近、より一層感じているところがあって。緻密な音世界で風景が浮かんできたりすることもありますけど、理論的なところというより、僕が目指していたのは、もっと直感的でわかりやすい、日本人らしさのあるメロディなんですね。キャッチーさもすごく心掛けたところですし。
M:実際に今回、SYUくんの考える歌のメロディが今まで以上にキャッチーなんですよね。誤解を招く言い方になるかもしれないけど、ちょっとポップな感じもあって。
続きはBURRN! 2026年8月号で!
2. THE LIGHT OF HOPE
3. LET NO TIME DECAY
4. BEYOND THE SUNRISE
5. BREAK THE SILENCE!
6. TO THE LAST BREATH
7. ECHOES OF FATE
8. WITHOUT YOU
9. WHERE YOU WERE
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BURRN! 2026年8月号
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2年ぶりのニュー・アルバム「A CRY FROM THE SKY ABOVE」リリース!
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