“Voice Of IRON MAIDEN”ブルース・ディッキンソンが昨年2025年発表したソロ・アルバム2作目の改造版「MORE BALLS TO PICASSO」より、エモーショナル&ドラマティックな代表曲“Tears Of The Dragon”新ヴァージョンのMVを公開。よりドラマティックに、より幻想的に!
2025年に大々的に始まったIRON MAIDEN結成50周年記念関連のもろもろの動きに力を注ぐのと並行して、すでにこちらも差し渡し30年を優に超える長い歴史を刻んできたソロ名義での活動にも復帰してMAIDENの歴史とは別の自分の世界をしっかりアピールし続けるブルース・ディッキンソン。2025年夏には2024年発表のソロ最新作「THE MANDRAKE PROJECT」に伴う全米ツアーを敢行したのに先だって30年前の作品となるソロ2作目「BALLS TO PICASSO」に自ら手を加えた改訂版「MORE BALLS TO PICASSO」をリリースして自身の歴史をたゆまずブラッシュアップし続ける姿勢を世に示したが、ここに収められた彼のソロ楽曲代表曲“Tears Of The Dragon”の“Reimagined”と銘打たれた新ヴァージョンのMVが新規制作され、2026年5月に公開された。
“Tears Of The Dragon”はブルースがIRON MAIDENを離れていた時期の作品「BALLS TO PICASSO」の94年オリジナル・リリース時にもシングル・カットされ、全英シングル・チャート28位の成績を得て彼のソロ活動に弾みを付けたドラマティック&エモーショナルな楽曲。当時もMVが制作されているが、生オーケストラ・パートを加えて生まれ変わった今回の新ヴァージョンはMVもまったく異なるテイストで制作されており、両者を比較すると時代の変化はもちろんブルースがまとうイメージの変化までもが浮かび上がってくるようで興味深い。
まずは今回新たに制作された“Reimagined Version”の格調高いMVをご覧ください。
そしてこちらが94年に公開されたオリジナル・ヴァージョン。
そしてこちらが94年に公開されたオリジナル・ヴァージョン。
どちらも海辺を舞台にした幻想的な作風だが、90年代はまだメタルのイメージにエキセントリックな空気感が求められる時代だったので……。
なお、「MORE BALLS TO PICASSO」からはすでに“Gods Of War(Reimagined Version)”のリリック・ヴィデオも公開されている。
こちらはイントロ・パートにアマゾン先住民の民族楽器演奏が追加されているが、これは今回の再解釈アルバムのオーケストレーションを担当したブラジル人作曲家アントニオ・テオリがフィールド・レコーディングした音源。もともとオリジナルの「BALLS TO PICASSO」自体、IRON MAIDENを離れたブルースが新たにロイ・Z(と彼のバンドTRIBE OF GYPSIES)との交流のなかで制作されたアルバムで、独り立ちしたブルースの新規開拓意欲に火か点く契機となった重要作だったのだ。
IRON MADEN50周年の活動を堪能すると同時に自分の世界を着々と磨き続けるブルースのアーティスト性にもあらためて注目を。
BRUCE DICKINSON
「MORE BALLS TO PICASSO」(輸入盤CD)
BMG
2025年
02. Hell No
03. Gods Of War
04. 1000 Points Of Light
05. Laughing In The Hiding Bush
06. Change Of Heart
07. Shoot All The Clowns
08. Fire
09. Sacred Cowboys
10. Tears Of The Dragon
11. Gods Of War (Live In The Studio)*
12. Shoot All the Clowns (Live In The Studio)*
* Previously unreleased
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