スウェディッシュ“ウォー・メタル”の雄SABATONがオンライン・ウォーゲームとのコラボで戦艦大和へのトリビュート・ソングをシングル・リリース。沈みゆく艦上でパワー・メタルをかますスペクタクルなMVを公開…

戦争の歴史を題材にした叙事詩的ドラマティック・メタルの世界に全身全霊を捧げ続けるスウェディッシュ・パワー・メタル・バンドSABATONが2019年発表“Bismarck”に続くオンライン海戦ウォーゲーム『World of Warships』とのコラボレーション企画第2弾として大日本帝国海軍戦艦大和へのトリビュート・ソングを制作、シングル・リリースした。

yamato
〈NEW SINGLE〉
SABATON
“Yamato”(Amazon Mp3)

Better Noise Music
2026年

前の『World of Warships』企画コラボ・ソング“Bismarck”(ビスマルク=第2次世界大戦期のドイツの戦艦)といい、今回の“Yamato”といい、SABATONの出番は「国家の誇りを象徴する存在でありながら悲劇的な最期を遂げた巨大戦艦」ばかり。企画が立ち上がるのはゲーム(に限らず軍艦マニア界隈)での人気艦だからというシンプルな理由だろうが、それらの悲壮な運命はたしかに高揚と苛烈をドラマティックに描き出す“ウォー・メタラー”SABATONの音楽性にぴったり合致してはいる。

ただ、終始シリアス・タッチに作られていて最後「戦争に国の別はない。このビデオは大西洋の戦いで最後まで戦い抜いた人々に捧げる」のクレジットで締めた“Bismarck”のMVに比べると、今回の“Yamato”はバンドのお茶目な一面も盛り込んだMVで、兵士の描写も大雑把。欧州人にとってさすがに遥か極東の出来事は感覚的に彼方のイメージの世界なんでしょうかね……大和の悲劇やその後の歴史を知っていて他人事ではない日本人としてはどんな顔で観ればいいのかちょっと戸惑うかもしれませんが、まあ“Yamato”のMV、戦場で演奏に励むSABATONの勇姿(結局最後は艦もろとも海に沈んでますけど)、ご覧ください。SABATONの“ウォー・メタル”ソング総てに上記“Bismarck”MVの締めの言葉が重ねられていると信じて。「エピック(英雄叙事物語)」は悲劇と表裏一体。“ウォー・メタラー^”SABATONはそれを知っている。これが所詮エンタメ~!で済む日々が続くのを願いつつ。

2019年発表“Bismarck”のMVは、こちら。

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