沖縄の伝説的ハード・ロック・バンドのドキュメンタリー映画『紫 MURASAKI~伝説のロック・スピリッツ~』が1月から全国劇場公開!

1976年に沖縄からデビューし、ジャパニーズHM/HRの先駆的存在として後続に大きな影響を与えたバンド、紫のドキュメンタリー映画『紫 MURASAKI~伝説のロック・スピリッツ~』が、9月の沖縄での先行上映に続いて、2023年1月13日より全国の劇場で公開されることが決まった。

紫は、沖縄がまだアメリカ統治下にあった1970年に、ジョージ紫<key>を中心に結成された。精力的なライヴ活動で多くのファンを獲得していき、1976年4月にデビュー・アルバム「MURASAKI」をリリース。DEEP PURPLEからの影響を感じさせる本格的なハード・ロック・サウンドで、日本全国のロック・ファンに衝撃を与えた。同年12月には2ndアルバム「IMPACT」をリリースし、1977年の『MUSIC LIFE』誌の人気投票では国内グループ部門で堂々1位を獲得するほどの人気となる。しかし、音楽性の違いから1978年にバンドは分裂。新メンバーを加えて活動を続けたが、1981年に解散した。

その後、何度か再結成し、断続的にライヴ活動を行なっていたが、2010年に34年振りとなるスタジオ新作「PURPLESSENCE」をリリースして話題を振りまく。2016年には4thアルバム「QUASAR」をリリース。2020年には結成50周年記念ライヴを行なうはずだったが、コロナ禍のため中止となってしまい、バンドは活動休止を余儀なくされた。しかし、困難な状況の中でも歩みを止めないと決意したメンバーは、ニュー・アルバムの制作と仕切り直しのアニヴァーサリー・ライヴに向けて動き出した。

今回の『紫 MURASAKI~伝説のロック・スピリッツ~』では、バンド結成から今日までの活動、ベトナム戦争景気、沖縄の本土復帰当時の熱気などについて、メンバー自身の口から語られる。そして、紫の本土デビューを当時目撃していたLOUDNESSの高崎 晃と二井原 実、LAZY/アニソン・シンガーの影山ヒロノブ、紫に影響を受けたという聖飢魔IIのデーモン閣下やダミアン浜田、X JAPANのPATA、若かりし頃に石垣島で紫をコピーしていたというBEIGINなど多くのミュージシャンが、それぞれの紫への思いを述べている。

劇中では、大迫力サウンドによる紫のライヴ・パフォーマンスはもちろん、高崎 晃と影山ヒロノブが紫の名曲”Doomsday”を共演するシーンや、二井原 実が紫のJJと共に”Borders Drawn In Blood”を熱唱するシーンもフィーチュアされている。

このドキュメンタリーの監督を務めたのは、沖縄喜劇の女王・仲田幸子の初主演映画『なんくるないさ』を手掛けた野田孝則。

テアトル新宿(2023年1月13日~)、アップリンク吉祥寺(2023年1月20日~)を始め全国の劇場で順次公開予定。詳細は公式サイトをチェック!

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