ジョー・リン―・ターナーが10月にニュー・アルバム「BELLY OF THE BEAST」を発表! タイトル曲のリリック・ビデオが公開中!

pic:Agata Nigrovskaya

元RAINBOW~YNGWIE MALMSTEEN~DEEP RURPLEのフロントマンで、ソロ・アーティストとしても長く活躍してきたアメリカ人シンガーのジョー・リン・ターナーが、10月28日に『Mascot Label Group』からニュー・アルバム「BELLY OF THE BEAST」をリリースすることを発表した。

この新作から、アルバム・タイトル・トラックのリリック・ビデオが公開されている。

このニュー・アルバムのプロデューサーを務めるのは、HYPOCRISYやPAINでも知られるピーター・テクレン。ジョーによれば、ピーターとの出会いは2017年だったという。
「完全に偶然だったんだ。でも、最高の出来事のいくつかは偶然に起こるものだ。ピーターがやってるPAINやHYPOCRISYのことはよく知らなかったんだけど、彼と会ってその人柄が大好きになったし、ケミストリーがあると感じたんだ。音楽を書く者としては、成熟するためには変化し、成長しなければいけないし、俺もそうだ。ヘヴィな方向に突き進むにあたって、ピーターは『ジョーは自分の声を脚色した』と言ったけど、それは事実だよ。それでも、俺らしい声だけどね。ダーティーでザラついたメタルな声で歌ったんだ」

そして、”Belly Of The Beast”についてはこう語る。
「この曲は儀式と恐怖の蛇神についてだ。ルシファーのことだよ。ルシファーは人間に呪いをかけた。もし善を信じるのなら、悪も信じなきゃいけないし、それは人生における陰と陽だ。その2つは常に共存するものだし、それは簡単な理論だよ。この曲には邪悪な味わいがあるから、聴いた時にストーリーが見えたんだ。ピーターがいきなりテンポが倍になるサビを提案してきたんで、それでやってみたよ」

今回、ジョーはある決断をした。3歳の時に脱毛症であると診断された彼は、学校で酷いイジメを受けて精神的ダメージを負い、14歳でカツラを被るようになったが、今回それを初めて取り去る決意をしたのだ。
「ある意味、これは恵みであり、呪いでもある。俺には証明すべきものは何もない。ウィッグを付けてもいいし、付けなくてもいい。やりたいようにやるさ。俺は大人だし、もう年寄りだ。この業界にいる男性は最終的には決断を迫られる。ヘアを付けるか、それとも頭を剃るかだ。頭を剃るのは最近はファッショナブルだよね。どっちにしても勇気がいることだ。高校時代、バカどもが俺をイジメようとしたけど、それが俺を強くしたし、凡人で終わらないためのモチヴェーションを与えてくれた。怒りと痛みは最高のツールだよ。正しく使えば、人間を最高のヴァージョンにアップデートしてくれる。逃げる代わりに、目立たないように周囲に溶け込むんだ」

JOE LYNN TURNER
「BELLY OF THE BEAST」

2022年10月28日発売

<収録曲>
01. Belly Of The Beast
02. Black Sun
03. Tortured Soul
04. Rise Up
05. Dark Night of the Soul
06. Tears Of Blood
07. Desire
08. Don't Fear The Dark
09. Fallen World
10. Living The Dream
11. Requiem
 
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