LORDIから創設メンバー／ギタリストのエイメンが脱退！

昨年11月に7枚組の新作「LORDIVERSITY」をリリースして話題を振りまいたフィンランドの怪物メタル・バンドLORDIから、創設メンバーのエイメン<g>ことユッシ・シデンマーが脱退したことが発表された。

エイメンは自身のSNSで次のようなコメントを発表している。
「愛する友人達、ファン、サポーターのみんな。今日ほど俺の心が重くなったことはない。今日は、俺のギターがもうLORDIでは鳴らなくなったことを伝えなければいけない日だからだ。こんなメッセージを書くなんて思いもしなかったけど、人生には色々なことが起こるし、人間は変わるものだ」

「俺は人生の半分をロックスターになる／でいるという夢のために捧げてきた。フィンランドの小さな村から飛び出して、世界中をまわって君達のためにプレイしてきた。夢が叶ったんだ！ これは君達のサポートなしでは絶対に起こらなかったことだし、みんなとはたくさんの素晴らしい思い出を作ってきた。あらゆるショウが思い出だし、観衆の笑顔、俺の肩に置かれた手、君達がくれたプレゼント、君達が聞かせてくれた話などなど…。それらを俺はずっと大切にしていくよ。君達が与えてくれたものには感謝しても感謝しきれない。あらゆる愛やサポートを本当にありがとう！」

「こういう旅路というものは、自分の周囲に一生懸命働いてくれる人々がいてこそ可能になるものだ。サンクス・リストは膨大になるけど、俺やLORDIと一緒に働いてくれたすべての関係者に俺は感謝している。そして、LORDIのメンバーと元メンバーにも感謝している。君達とプレイできて最高だったよ。次回また笑顔で会おうな！」

「今後のことについては判らないけど、俺に言えるのは、今の俺はホッとしていながらも悲しい気分だということ。俺の人生の中の大きな章が終わりを迎えたけど、また新しい章が始まるし、今後どんなことが起こるのか楽しみで仕方ないよ」

なお、エイメンは2019年にソロとしてAMEN-RA'S DYNASTY名義のシングル「Stone And Stars」をリリースしているが、その際、エイメン・ラーと名乗る理由について、「この業界にはエイメンという名前で活動している人間があまりにも多いので、LORDI以外で活動する時にはエイメン・ラーと名乗った方が都合がいい」と説明していた。

一方、同じくバンドの創設メンバーでリーダーのMr.ローディ<vo>も、LORDIの公式SNSで今回の件に関する声明を発表しており、エイメンに2月末にバンドを辞めるよう依頼したのは最終的には自分の決断だったが他のメンバーも全員同意していたこと、エイメンとの問題は10年近く前からバンド内で何度も話し合われてきたこと、エイメンはLORDIにいてハッピーではなかったし他のメンバーも彼と同じバンドにいることがハッピーではなかったこと、エイメンと他のメンバーとの間で考え方や生き方の違いが大きくなりすぎてしまったこと、それによってバンド内の緊張感が耐え難いものになってしまったこと、その対応策や修復方法がもはや見つからなくなってしまったこと、それでも自分は人としてエイメンが大好きだし彼のこれまでのLORDIへの貢献にとても感謝していることなどを丁寧に説明している。