デイヴィッド・リー・ロスが新曲のMVをリリース! そして2022年初頭のラスヴェガス公演をもって引退を宣言!

David Lee Roth
- LO-REZ SUNSET

デイヴィッド・リー・ロス<vo>が10月1日に新曲”Lo-Rez Sunset”のミュージック・ビデオを公開した。この映像にはデイヴ自身が手掛けたアートワークがフィーチュアされている。

”Lo-Rez Sunset”は、昨年秋に発売されたオンライン・コミック『THE ROTH PROJECT』に収録された5曲のうちの1曲。このコミックはデイヴがナレーションを担当し、ジョン5<g,b>、グレッグ・ビソネット<ds>、ブレット・タグル<key>、ルイス・コンテ<perc>が音楽を担当している。17章からなるこのコミックにはデイヴがジョン5と共作した5曲が収録されており、その中から”Giddy-Up!”のMVが今年5月に公開されていた。

そのデイヴだが、先頃受けた『LAS VEGAS REVIEW JOURNAL』のインタビューで、今年の大晦日から始まるラスヴェガスでの5回公演をもって引退することを宣言した。
「俺は靴を投げ入れる。引退するんだよ。これが初の公式発表であり、そして唯一の公式発表だ。声明に関して説明するつもりはない。説明は金庫の中だ。今度の5回のショウで最後になる」

また、昨年10月に盟友エディ・ヴァン・ヘイレンが他界したことを振り返って、次のように語った。
「率直に言って、(死ぬのは)自分が最初だったかもしれないと思ったね。マルボロマン*にやられていたかもしれない、とね。おいエド、バックミラーに映っているのはたぶん俺だぞ。俺の主治医やトレーナーは、俺がステージに上がるたびに残りの人生を危険にさらすことになるんだと強く説得してきた。そして、俺は残された時間がいかに短いかをようやく理解するようになったんだ。たぶん俺の時間は他の人よりも短いだろう」
「この50年間、俺は自分の持っているすべてを提供してきた。後悔はしていないし、誰にも何も言うことはない。みんなと会えなくなるのは寂しいけど、元気でいてくれよ」


(注*)マルボロマンとは、フィリップモリス社のタバコ『マルボロ』のCMに登場した「タバコを吸うカッコいい男性」のこと。長年そのキャラクターを演じていた俳優のウェイン・マクラーレンは自身もヘヴィスモーカーで、肺癌のため51歳で他界。彼は肺癌が発覚した後は煙草の広告塔になった自分を後悔し、反タバコ運動に参加していた。

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