訃報：アメリカン・ハード・ロックのヴェテラン、ZZ TOPのダスティ・ヒルが72歳で逝去

50年以上のキャリアを誇るアメリカのブギ・ハード・ロック・バンドZZ TOPの不動のトリオの一角、ダスティ・ヒル<b>が7月28日、米テキサス州ヒューストンの自宅で亡くなった。72歳だった。

バンドの残された2人、ビリー・ギボンズ<vo,g>とフランク・ベアード<ds>は以下のコメントを発表している。
「我々は今日、親友のダスティ・ヒルが自宅で眠っている間に亡くなったというニュースを聞いて悲しみに暮れている。我々は世界中のZZ TOPファンと共に、君の確固たる存在感、人柄の良さ、そしてZZ TOPの紛うことなきボトム・サウンドに刻まれた不朽の貢献を懐かしく思い出すことだろう。我々と君はあの”キーCでのブルーズ・シャッフル”で永遠に繋がっているからね。友よ、君がいなくなって本当に寂しくなるよ」

この訃報の少し前、7月21日にZZ TOPは米インディアナ州エヴァンズビルで行なう予定だったライヴを「バンド内の健康問題」を理由にキャンセルしており、その2日後の23日の米イリノイ州ニューレノックスでのライヴでは、ダスティが股関節の問題を解決するためにテキサスに戻ることを余儀なくされたため、彼の代役に長年のギター・テックであるエルウッド・フランシスを立ててショウを行なっていた。

謹んでご冥福をお祈りいたします。