ZZ TOPがダスティ・ヒル他界後初のライヴを敢行! ステージに立った髭&サングラスのベーシストの正体は?

Sharp Dressed Man
- ZZ Top w/ Elwood Francis (July 30th, 2021) Tuscaloosa, Alabama

ZZ TOPが去る7月30日に米アラバマ州タスカルーサでライヴを行なった。この公演は、50年以上活動を共にしてきたオリジナル・メンバーのダスティ・ヒル<b>が7月28日に亡くなった後、彼らが初めて行なったライヴで、ダスティの代役はバンドの長年のギター・テックのエルウッド・フランシスが務めた。

エルウッド・フランシスはダスティのトレードマークだった長い顎鬚&サングラス姿(それはビリー・ギボンズ<vo,g>のトレードマークでもある)でステージに立ち、ファンから暖かく迎えられたが、ビリーによれば彼の起用は生前のダスティの希望だったという。
「ダスティが俺に『そろそろ医者のところに行って、俺が復帰できるかどうか診てもらおうと思う。その間、ギター・テックのエルウッドを引っ張り出して、俺の楽器を持たせて、活動を続けて欲しい』と言ったんだ。俺は『それが君の希望なら、尊重しよう』と言ったよ。そして、俺達は幸運なことに強力な代役ベーシストを得ることになったわけだ」

エルウッドのZZ TOPでのライヴ・デビューはまだダスティが存命中の7月23日の米イリノイ州レノックスでのショウだったが、それに備えて彼は初めて顎鬚を伸ばし始めたという。彼は約30年間のZZ TOPのギター・テック生活の中で、髭は常に剃っていたのだ。

ビリーは言う。
「エルウッドがステージに登場した時、客席の最前列を見ると、みんなが肘を突き合ってこっちを指さしながら『おい、ZZ TOPは健在だぞ。あそこに新しいイカれ野郎がいるじゃないか』と言ってたよ。それで、俺は観客に見せるためにエルウッドの顎をつかんで引っ張ってやったんだ。『みんな、こいつは本物だぜ』ってね。(笑) 彼はダスティの思いに敬意を抱いている。ダスティは今どこにいようと微笑んでるんじゃないかな。こうしてすべての音がきちんとプレイされていて、ZZ TOPの猛烈さがキープされているのを知ってね」

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