デイヴィッド・エレフソンのMEGADETH脱退の経緯が明らかに!

5月下旬にMEGADETHを脱退したデイヴィッド・エレフソン<b>が、アリゾナ州スコッツデール市の警察署に提出していた報告書の内容が『Arizona Republic』によって明らかになった。
その報告書の中でエルフソンは、オランダ人の10代の若者とセクスティング(SNSを通じて性的な動画やメッセージをやり取りすること)をしていたことを認め、その若者が彼の同意なしに彼らのやり取りを動画で撮影していたとしている。

エレフソンがこの女性と初めて会ったのは、2019年のオランダでのライヴの際にサイン会をしていた時だったという。その後、2人は仲良くなり、SNSで連絡を取り合っていた。女性と再び直接会ったのは2020年2月で、オランダのホテルのロビーで2人でコーヒーとソーダを飲んだが、肉体的な接触はなく、ただ会話をしただけとのこと。エレフソンは、2人の間には性的な肉体関係は一切ないと主張している。

その後、2人のSNS上のやり取りは性的なものになっていったが、今年の5月9日になって、「MEGADETHのデイヴィッド・エレフソンは小児性愛者である」というコメントがInstagramに掲載されたことで、エレフソンは女性がFacebook Messengerのビデオ機能を使って彼の知らないうちに撮影していた動画が存在することに初めて気付いたという。

エレフソンが警察に語ったところによると、MEGADETHのマネージメントがこの件を知った時、彼らはエレフソンに「この女性は過去にもMEGADETHの他のメンバーに嫌がらせをしていた人物だ。たぶん丸く収まるだろうから、君はじっとしていろ」とアドヴァイスをしたという。

その2時間後、エレフソンの性的な動画がネット上に公開され、すぐに拡散された。後にこの女性は、2~3本の動画を作って何人かの友人と共有したことは認めたが、それ以外の人々にどうやって拡散されたのかは判らないと述べている。

エレフソンは警察に、5月14日にMEGADETH側からバンドとの決別を通告されたと話している。

MEGADETHの中心人物デイヴ・ムステイン<vo,g>は、5月24日にエレフソンの脱退を正式に発表したが、その2日後、エレフソンは「非常にプライヴェートなビデオを違法に投稿」し、彼に対して「虚偽の申し立て」をした人物に対して「名誉毀損訴訟」を起こすと発表。さらに、スコッツデールの警察と協力して「ビデオを投稿した人物に対するリベンジポルノに関する告発の調査を行なっています」「この人物は法の及ぶ範囲で起訴されます」とも述べている。さらに、エレフソンは「今は家族と一緒にいるための時間を取っている」と述べ、”バンドメイト”たちの今後のツアーの成功を祈っていると書き加えている。
 
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