【フォトリポート】伝説のハード・ロック・バンド山水館12月15日@東京・目黒鹿鳴館

1973年に大阪にて結成、1978年に解散。後のヴィジュアル系の源流にあると言われ、後にNOVELAやACTIONへと流れていく伝説のハード・ロック・バンド山水館の復活ライブのフォト・リポート。
 

Report by 別府 “Veppy” 伸朗

 Photos by Akiko Nohara

1973年に大阪にて結成、1978年に解散。後のヴィジュアル系の源流にあると言われ、後にNOVELAやACTIONへと流れていく伝説のハード・ロック・バンド山水館の復活ライブが12月15日(日)、東京・目黒鹿鳴館にて行われた。復活は2017年に果たしているが、貴重なライブには変わりはない。この日も多くのファンが会場に詰め掛けていた。

開場に入るとレアな山水館のグッズや資料が並べられ、ファンを楽しませていた。その中でも目を引くのが「HARD&HEAVY METAL ROCK」の文字の入ったステッカー。日本で最初期に「HEAVY METAL」という言葉を使ったのではないだろうか?

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ショウは“SHOWER TIME”からスタートした。

一度耳にしたら離れないキャッチーさ、おもちゃ箱をひっくり返したようなポップな音楽性、スリリングでブリティッシュな香り漂う正統派ハード・ロック・サウンド、抒情的でドラマチックな世界観、華麗で美しい重厚なコーラス…。

山水館が作り出す万華鏡のような音にファンは酔いしれ、耳を傾ける。
          高橋ヨシロウ<b,vo>

          原田喧太<g>

     渡辺邦孝<key>

     秋田鋭次郎<ds>

“ビロードのマリア”ではギタートラブルに見舞われたが、高橋ヨシロウの「人生はやり直しがきく」の言葉から何ともう一度頭からしっかりとプレイ。これにはファンも大喜びだった。

フロアからの黄色い声援もジョークを交え返していくというほんわか楽しい雰囲気に包まれつつ、プレイではファンの心を時にアツく、時にとろけさせ、魅せていく。

この日ロング・バージョンでプレイされた劇的な名曲“ヒドラ伯爵の館”は圧巻だった。

アンコール・ラストは“Action! 100000VOLT”で会場一体となり「アクション」を決めエンディングを迎えた。

終演後、来場者全員にこの日のプレイされた楽曲の詳細なデータが記載されたセットリストが配布されたが、そんなメンバーのファンへの心使いも嬉しく感じた。寒い12月の一日だったが、家路つくファンの心はホットであったろう。


<2019年12月15日セットリスト@東京・目黒鹿鳴館>
01.SHOWER TIME
02.BACK STAGE QUEEN
03.ビロードのマリア
04.電気の騎士
05.ヒドラ伯爵の館
06.ウルトラエクスタシー
07.悲劇へのプロローグ~THIS IS JUST PROLOGUE
08.夢みる頃すぎて
09.MEIKI
10.GLASS HEART
11.Introduction
12.HONEY DRIPPER
-encore-
13.Baby!
14.微睡の果て・・・
15.ACTION!100000VOLT

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