筋肉メタル界伝説のアルティメット・ウォリアー “THOR” がアベンジャーズ?な豪華ミュージシャンを従えて新曲 “The Mighty Don’t Fall” を公開!
カナダのヘヴィ・メタル・シンガー:THORことジョン・マイクル・ソーをご存知だろうか。日本語表記は、大昔に出ていた日本盤の表記に合わせて “ソアー” とすべきかもしれないが、マーベル映画で日本でもメジャーになった “ソー” の方が通りがいいかもしれない。
ミスター・カナダとミスター・USAの座を勝ち取るなど、ボディビルダーとして輝かしい偉業を達成(あのアーノルド・シュワルツェネッガーと競り合ったという)。70年代前半にその筋肉を活かしてロック・ミュージック界に殴り込み。水枕を破裂させる脅威の肺活量、鉄棒を歯で曲げるといった肉体パフォーマンスによって存在感を発揮し、80年代に入るとNWOBHMに影響されたかのようにストロングなメタル・サウンドを標榜し始め、メタルのマッチョ感を己の筋肉で表現する手法の先駆者となった。
映画への出演でも活躍したが、80年代後半より一時的にパフォーマンスの世界からは去ったものの、1997年以降に活動再開。2016年にはドキュメンタリー映画『I AM THOR』が公開されている。すでに美しい筋肉ボディは捨て去ってしまったが、ベテランとは思えないほどのハイペースでアルバムを大量生産しているのである。
とにかくそのTHORが新曲 “The Mighty Don’t Fall” を公開した。そのレコーディング・ラインナップが凄まじく、ヴィニー・アピス、ボブ・デイズリー、リック・ウェイクマン セッション・ミュージシャンとして多方面で活躍するマーカス・ナンド、さらにジェフ・スコット・ソートがバッキング・ヴォーカルという豪華な顔ぶれ。MVでは途中でオジー・オズボーンやロニー・ジェイムズ・ディオの写真が出てくる(歌詞にも名前がそのまま登場する)ことからわかるように、この世を去ったミュージシャンや友人たちに捧げられているという。少々RAINBOW的な展開もあるパワー・バラードだ。
“The Mighty Don't Fall”
Cleopatra Records
2026年10月27日リリース
仮面を付けて力強く歌っているTHORはあと1枚のアルバムで引退することを宣言しており、2027年にアルバム「THE FINAL BATTLE」をリリースし、フェアウェル・ツアーを行なうことが決定している。2021年の「ALLIANCE」ではSOILWORKのビヨーン“スピード”ストリッド、RAVENのジョン・ギャラガー、元MANOWAR他のロス・ザ・ボス、元W.A.S.P.のクリス・ホルムズなど豪華ゲストが多数参加しており、2015年には「METAL AVENGERS」というそのものズバリなアルバムもリリースしていたので、次作もそういった作品になるのだろう。50年以上にわたる活動の最終段階に入ったメタル雷神の“黄昏”に注視しようではないか。
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