【BURRN! 2月号ちょい読み】

【BURRN! 2月号ちょい読み】AVANTASIA──6年ぶりに実現した豪華絢爛の来日公演

トビアス・サメット率いる大人気メタル・プロジェクトが約6年ぶりに来日!

ステージに出てくる誰もが実力派、観どころ満載のショウをリポート!!

 

Baby YUMIKO HABA / BURRN!

10枚目のアルバム「HERE BE DRAGONS」を2025年2月にリリースしたトビアス・サメット<vo>率いるメタル・プロジェクト、AVANTASIAが11月に6年ぶりの来日を果たした。アルバムやツアーでお馴染みのマイケル・キスク、ジェフ・テイト、ロイ・カーン、ボブ・カトレイやエリック・マーティンらの姿はないが、前回の2019年6月にも日本に来ていたロニー・アトキンス(PRETTY MAIDS)にエイドリアン・コーワン(SEVEN SPIRES)、アルバムでは今回が初参加となったトミー・カレヴィック(KAMELOT)にケニー・レクレモ(H.E.A.T)といった強力なゲスト・ヴォーカリスト達が来日メンバーに名を連ねている。演奏を担うバンドはサシャ・ピート<g>、アーネ・ヴィーガント<g>、ミロ<key>、フェリックス・ボーンケ<ds>といったレコーディング参加勢で、ベースは前回の来日時にも起用されたアンドレ・ネイゲンフィンド。AVANTASIAの壮大な世界を築き続けているトビーが自信を持って連れてくるバンドなのだから、いずれも手練れで、そこに抜かりのあろうはずがない。

19時12分、BGMが止み、暗転したステージにバンドが登場。サシャ着用のBURRN!のロゴTシャツは30年以上前のものを掘り出してきたそうで、それが着られる体型を維持している証でもある。中央にトビーが立ち、最新作の幕開けの曲 “Creepshow” で勢い良くショウがスタートした。2001年の1作目「THE METAL OPERA」へと時代を遡り、“Reach Out For The Light” でトビーとデュエットするのはキーボードの後ろのコーラス台から降りてきたエイドリアンだ。間奏でのトビーの挨拶に大歓声が応え、サビでは大合唱が巻き起こる。エイドリアンが最後に放ったスクリームの強さに、歓声は驚嘆の響きへと変わった。彼女がコーラス台に戻ると、ハービー・ラングハンス<vo>を挟んだ反対側に女性がもう1人現われる。何らかの事情で到着が遅れていたキアラ・トリカリコ<vo>もショウには無事間に合ったようだ。曲は再び最新作から “The Witch”。フードを被ったトミーがアルバム同様にトビーと掛け合いで歌を聴かせる。トビーが「トキオ〜!」と煽って盛大な歓声を誘い、サビを大いに盛り上げた。

トビーが「長いショウになるぞ、覚悟はいいか」と告げ、“Devil In The Bel­fry” をコール。2008年の「THE SCARECROW」からの曲だ。トビーは高い声もよく出ている。そのトビーと堂々渡り合うのはコーラス台から降りてきたハービーだ。アーネが速弾きソロを決め、喝采を浴びた。場内には「トービー! トービー!」コールが発生し、来日公演を6年間待ってくれたファンに礼を言ったトビーが最新作から “Phantasmagoria” を紹介すると、ロニー・アトキンスが現われる。トビーの肩を抱いて歌ったり、歩き回って観衆を煽ったりと活発な動きで注目を集めるロニーは声の出具合も見事だ。2020年に肺ガンの告知を受けてからソロ活動に乗り出した彼が、ソロやAVA­NTASIAだけでなく近年は復活したPRETTY MAIDSでも精力的に活動を続けているのは頼もしいことである。

「THE WICKED SYMPHONY」(2010年)からの “Dying For An Angel” ではトミーが前に出てきて、後方ではコーラス隊の3人が手振りを揃えて踊りながらいい仕事をしていた。エンディングではドラムにスポットライトが当たり、華やかに盛り上がる。2007年のEP「LOST IN SPACE PART 1」からの “The Story Ain’t Over” はトビーとキアラのデュエットで聴かせ、「日本の皆は速い曲が好きだよね」とトビーが言って始めた最新作からの “Against The Wind” では、ケニーが走り出てきて2番を歌った。見た目にも声にもパワーが満ち溢れ、終わりに凄まじいスクリームを轟かせた彼に、トビーは平伏すポーズで称賛を表わし、オーディエンスも同様に喝采を贈る。「ケルト風の雰囲気の曲を」と言ってコールされたのは最新作からの “Avalon” で、ここではエイドリアンがまたしても強力なハイトーンで歓声を呼んだ。「GHOSTLIGHTS」(2016年)からの “Let The Storm Descend Upon You” ではトビーとハービーとロニーの3人の熱いやり取りが繰り広げられ、「ANGEL OF BABYLON」(2010年)からの “Promised Land” ではロニーとケニーが中心になる。ケニーは長い髪を振り回して絶叫し、サシャのソロの間も激しく頭を振ってノリまくっていて、彼に任せておけば安心だと思ったのか、気づけばトビーの姿は消えていた。



続きはBURRN! 2025年2月号で!
 

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TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA
「HERE BE DRAGONS」

2025年2月28日発売

1. Creepshow
2. Here Be Dragons
3. The Moorland At Twilight
4. The Witch
5. Phantasmagoria
6. Bring On The Night
7. Unleash The Kraken
8. Avalon
9. Against The Wind
10. Everybody's Here Until The End

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THE WORLD'S HEAVIEST HEAVY METAL MAGAZINE

BURRN! 2026年2月号

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●ライター陣が選ぶ2025年度マイ・ベスト/2026年の展望
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A4判/144頁/定価1,200円(税込)/2026年1月7日発売

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