LORNA SHORE最新作からのシングル “Glenwood” のMV(日本語字幕入り)が公開!

さる9月に3年ぶり5作目のアルバム「I FEEL THE EVERBLACK FESTERING WITHIN ME」をリリースしたUSデスコアの急先鋒LORNA SHORE。この最新作に収録された長尺曲 “Glenwood” のMV(日本語字幕付き)が公開された。ウィル・ラモス(vo)の個人的な経験を反映した歌詞に沿って、MVもストーリー仕立て(ウィルの実父も登場)のエモーショナルなものに仕上がっている。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ニュージャージ―出身の5人組、ローナ・ショア。最新作『アイ・フィール・ジ・エヴァーブラック・フェスタリング・ウィズイン・ミー』を9月12日にリリースし、全世界のメタル・ファンから熱狂的な支持を受けている。彼らの最新シングル「グレンウッド」は、アルバムの中で最も自伝的と言える1曲で、ヴォーカルと作詞を手掛けたウィル・ラモスが疎遠になった父親との絆を取り戻すための個人的な旅路を描いている。

ミュージック・ビデオは9分24秒の長編ビデオで、楽曲の終了後には、ウィルの実の父親が登場し、ウィルと玄関で対話するシーンが含まれている。ウィルは父親が住む実家から、20分のところに住んでいたにもかかわらず、父親と10年間疎遠になっていた。2023年の『ペイン・リメインズ』のツアー後まで、一度も口を利いたことがなかったのだという。

ウィルはこの曲について次のように語っている。

「この曲は俺にとって非常に長い歳月をかけて完成させたものだ。10代の頃、父と俺は決して良好な関係ではなかった。数えきれないほどの確執があり、何年も口をきかない状態にまで至った。10代から20代前半にかけて、父への苛立ちを歌に込めたが、心の空洞を埋めることはできなかった。複雑な感情が渦巻いていたんだ。時が経つにつれ、怒りとは裏腹に、俺が本当に望んでいたのは育った家に戻ることだと気づいた。だからこそ、父のドアを叩き、もう一度だけ連絡を取ろうと決心した。“グレンウッド・アベニュー”は、俺が育った通りの名前だ。父がいつも『俺は木、お前は枝だ』と言っていたのを覚えている。
 久しぶりに父に会った日、俺はすぐに気づいた。彼は記憶の中のあの男じゃなかった。彼は老い、皺が増え、頭は真っ白だった。幼い頃隣に立っていたあの木は消えていた。家の中身は記憶通りだったが、古びて埃っぽく、何か違っていた。俺にとって時間が飛ぶように過ぎるように、父にとってもそうだった。別れの度に、実際にどれほどの時が流れたか考えることは一度もなかった。俺は若き日を誇りと頑固さに費やした。自分が年を取るのと同時に、父も年を取っていることなど考えたこともなかった。関係を修復する機会は数えきれないほどあったのに、実際にそうする勇気はなかった。そして今、その時間は決して取り戻せない。この曲を書いた時、俺はその感覚を捉えたかった。
 ただ一つ願うのは、“グレンウッド”を聴いた人々が、自らの人生や遠ざけてしまった人々について考え、『こんなに長く怒り続ける価値が本当にあるのか?』と自問することだ。俺たちが本当に求めているのは、あの特別な場所へ戻ることだと信じている。トラウマよりもノスタルジアが勝る場所、俺たちが“家”と呼べる場所へ」。


 

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その他のニュー・アルバム収録曲、MVはこちら。

I FEEL THE EVERBLACK FESTERING WITHIN ME
LORNA SHORE
「I FEEL THE EVERBLACK FESTERING WITHIN ME」

ソニー・ミュージック SICP-6708
2025年9月12日発売
01. Prison Of Flesh/プリズン・オブ・フレッシュ
02. Oblivion/オブリヴィオン
03. In Darkness/イン・ダークネス
04. Unbreakable/アンブレイカブル
05. Glenwood/グレンウッド
06. Lionheart/ライオンハート
07. Death Can Take Me/デス・キャン・テイク・ミー
08. War Machine/ウォー・マシーン
09. A Nameless Hymn/ア・ネイムレス・ヒム
10. Forevermore/フォーエヴァーモア
11. Oblivion (Instrumental version)/オブリヴィオン(インストゥルメンタル・ヴァージョン)*日本盤のみ、ボーナス・トラック
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