結成40周年を迎えたベイエリア・スラッシュ・レジェンドFORBIDDENが新編成で15年ぶりの新曲“Divided By Zero”を発表

元MACHINE HEADのクリス・コントス（ds）が加入

新生FORBIDDENがついに動き出した。

スラッシュ・メタル全盛時代が終わった90年代中盤に一度解散したのち2010年に突然再結成アルバム「OMEGA WAVE」を発表したものの、その後再び自然消滅状態になっていた彼らが2023年に新ラインナップで再結成して以来初、新曲としては15年ぶりとなる“Divided By Zero”を自主制作してデジタル・リリース。アルバム制作などの具体的情報はまだ出ていないが、今度こそ本気でシーン最前線への復帰を狙う意欲が感じられる。

新ラインナップの鍵はクリス・コントス（ds）。元ATTITUDE ADJUSTMENTでMACHINE HEADに長く在籍したほか、これまでDEATH ANGEL、EXODUS、TESTAMENTなどなどそうそうたる顔ぶれの米西海岸スラッシュ・メタル・バンドに助っ人参加してきた経歴を持ち、現在は FORBIDDENのクレイグ・ロシセーロ（g）と共にクロスオーヴァー・スラッシュ老舗THE BONELESS ONESの再結成活動にも参加している彼は、いわば“スラッシュ・メタルのプロ”（？）。今回のFORBIDDENの新曲“Divided By Zero”ではロシセーロと共にプロデューサー・クレジットにも名を連ねている。

もう一人の新メンバーはオリジナル・シンガーのラス・アンダーソンの音楽活動引退にともない二代目シンガーの座に就いたノーマン・スキナー。00年代から北カリフォルニアのいくつかのスラッシュ／パワー・メタル系ローカル・バンドで活動してきたメタル・シンガーだ。FORBIDDENのオリジナル・メンバーよりかなり下の世代に当たるが、近年の激重感覚まで含めて硬派メタルの経験値は充分だ。