トレヴァー・ラビンが発売直前の新作ソロ・アルバム「RIO」から ”Oklahoma” のMVをリリース!
このニュー・シングルについて、トレヴァーはこう語る。
「1995年に僕は、オクラホマでの悲惨な爆弾テロ(オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件)に刺激を受けて、歌詞の萌芽となるものを書いたんだ。あの事件はアメリカ全体のトラウマとなったし、国にとって永遠に暗い日であり続けるだろう。あれから30年以上が過ぎた今、あの時に書いてあったものに取り組んでもいいんじゃないかと思ったんだ。これは、愛する存在を失った家族や友達に捧げる曲だよ」
「RIO」
2023年10月6日発売
●品番:SICP-31639
●価格:2,750円(税込)/2,500円(税抜)
●高品質Blu-spec CD2 (1CD)
●日本盤書き下ろし解説、歌詞・対訳付
●限定盤のみに収録されるボーナストラック3曲を日本盤CDにも収録!
<収録曲>
01. Big Mistakes
02. Push
03. Oklahoma
04. Paradise
05. Thandi
06. Goodbye
07. Tumbleweed
08. These Tears
09. Egoli
10. Toxic
ーbonus tracksー
11. Spek & Polly
12. Fragile (Demo)
13. Georgia
※以下、メーカー・インフォメーションより。
ファースト・シングル「ビッグ・ミステイクス」について、トレヴァー・ラビンのコメント:
「アルバムのファースト・シングル「ビッグ・ミステイクス」は、本質的に10代後半から20代にかけての僕のサバイバルについて歌っているんだ。そんな訳でこんな歌詞になっている。『僕らは炎に照らされて遊び、雨の中で踊って、一晩中僕らは大きな過ち(big mistakes)を犯した』 ”I Can’t Believe I’m Alive(よくぞ今生きているものだ)”というタイトルにするべきだったね」
非常に長く多彩なキャリアを刻んできたヨハネスブルグ生まれのラビンは、イエスに1983年からの12年間、アルバム4枚にわたり在籍していたことで最もよく知られている。同年にリリースされた大ヒット曲「ロンリー・ハート(Owner Of A Lonely Heart)」がアメリカのビルボード誌チャートの1位を獲得したことをきっかけに、プログレッシヴ・ロック界のアイコン的バンドはより多くの聴衆に受け入れられるきっかけとなった。ラビンは2017年、バンドとともにロックンロールの殿堂入りを果たした。また近年は、イエスの元メンバーであるジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンとともにアンダーソン、ラビン&ウェイクマン(ARW)を結成している。
前回のヴォーカルをフィーチャーしたソロ・アルバム『キャント・ルック・アウェイ』のリリースが1989年(2012年の『Jacaranda』は全曲インストゥルメンタル)だったということは、ラビンがその続作を30年以上待たせ続けていたということである。トレヴァーは自身の家族を含め、各方面からプロセスを早めるようにとプレッシャーを受けていたことを認めている。しかし、リリースが遅れたのもやむを得ない。1994年のアルバム『トーク』を最後にイエスを脱退して以来、主に2016年にARWの一員としてツアー活動を始める前段階として、ギタリストの彼は時間のかかる映画のサウンドトラック界に進出していた。しかも、ただの古い映画ではない。トレヴァーの名前は『コン・エアー』、『アルマゲドン』、『タイタンズを忘れない(Remember the Titans)』、『エネミー・オブ・アメリカ(Enemy Of The State)』、『ディープ・ブルー(Deep Blue Sea)』、『グローリー・ロード』、『60セカンズ(Gone In 60 Seconds)』、『ナショナル・トレジャー』シリーズの2作といった大ヒット映画の作曲者として登場している。「この10年間にわたってアイデアやコンセプトがあったけれど、忙しいスケジュールの都合で実行に移せなかった」と彼は説明してこう付け加える。「年月があっという間に過ぎ去っていったというのが正直なところだね。今こそかたちにするべきだと確信して、いったん勢いに乗ったら四六時中アルバム作りに取り組んだよ」 そのプロセスは愛ゆえに苦労を厭わずに進んだものだった。そして自身のソロ第1作目『トレヴァー・ラビン』(1977年)と第2作目『フェイス・トゥ・フェイス』と同様、ラビンはほぼすべての楽器を自分で担当した。
ラビンの孫娘にちなんで『リオ』と名づけられたこのアルバムの表紙(アートワーク)はトレヴァー本人の手によるもの。「デジタル・アートをかじっているから、自分で作った画像をいくつかレーベルに送ったんだ。気に入ってもらえたのは嬉しい驚きだったよ」
スタイル的に『リオ』をカテゴライズするのは至難の業である。ギター主導型のロックmeetsポップの他にはカントリー&ウェスタンにエッジの利いたドライヴ感のある「グッバイ」がある一方、「タンブルウィード」はいきなりヴォーカル・ハーモニーから始まる。仮タイトルが「ザ・デモグラフィック・ナイトメア」(人口動態の悪夢)だったのも無理はない。
「様々な領域に入り込みたかったんだ」とラビンは語る。「もちろん“プログなもの”もあるけれど、全体的には色々なスタイルがあるよ」
前述のとおり、トレヴァーは本作で大半の楽器を演奏している。とはいえいくつかの楽曲ではルー・モリノがドラムスを担当しているが、トレヴァーもドラムスとパーカッションでいくらか貢献している。「プッシュ」ではヴィニー・カリウタがドラムスを提供。また、ラビンの息子ライアン・ラビンが、一部の最も重要なパーカッションのアレンジに手を貸した。トレヴァーは制作過程の中でダンテ・マルチとリズ・コンスタンティンという友人たちも起用し、バックアップ・ヴォーカルとして2曲参加させている。
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