ツアー中のWHITESNAKEに体調不良メンバーが続出！ 複数公演をキャンセルに！

5月14日から『THE FAREWELL TOUR』を行なってきたWHITESNAKEだが、ここ2週間ほどの間にレブ・ビーチ<g>、トミー・アルドリッジ<ds>と体調不良のメンバーが相次ぎ、今回はついにデイヴィッド・カヴァデール<vo>までもが副鼻腔と気管の感染症を診断を受け、6月28日のイタリア・ミラノ公演と30日のオーストリア・ウィーン公演をキャンセルした。

最初に離脱したのはレブ・ビーチで、6月14日～21日の4公演を欠場。ライヴはジョエル・ホークストラ<g>が1人ですべてのギター・パートをプレイする形で実施された。当初、レブ・ビーチの欠場について公式発表がなかったため、ファンは心配したが、ほどなく体調不良による欠場であることが判明した。

続いてはトミー・アルドリッジで、6月23日にフランスの『HELLFEST 2022』に出演した後で体調を崩し、バンドは25日のスペイン公演をキャンセルした。この時は、最初にスペインのプロモーターから「トミー・アルドリッジの深刻な健康問題のためWHITESNAKEの出演はキャンセル」と発表されたが、その後、デイヴィッド・カヴァデールがSNSで「”深刻な健康問題”という表現は誤解を招く。トミーは少し体調を崩しただけだ」と説明していた。

そして今回、6月27日にバンドのSNSで、デイヴィッドが副鼻腔と気管の感染症であるとの診断を受けたため28日のイタリア公演と30日のオーストリア公演をキャンセルすることが発表されたのである。SNSでのデイヴィッドのメッセージは以下のとおり。
「今回のツアーの過酷さはどのメンバーにとっても同じで、我々は全員が健康管理に努めてきました。不運なことに、最近いくつかの問題に見舞われましたが、我々はできる限りの対応をしてきました」
「最初に倒れたのはバンド・リーダーのレブ・ビーチで、彼は回復するまでの間、いくつかのショウを欠場しました。すると今度はトミー・アルドリッジが倒れ、残念ながら我々は先週土曜日にスペイン・カルタヘナで開催された『ROCK IMPERIUM FESTIVAL』でプレイすることができませんでした。（本当に残念で、スペインの方々にはお詫びします）　トミーがショウをキャンセルするのは彼のキャリアで初めてのことで、あの時はそれほど体調が悪かったのです。幸い、今は回復してきて、彼はまた皆さんの前でプレイすることを熱望しています」
「そして、不運なことに、今度は私がやられました。2日前から体調が悪くなり、副鼻腔と気管の感染症であると診断されたのです。医師からは、5日間は歌わずに安静にして休養するよう言われています。そういうわけで、悲しいことにミラノとウィーンではショウをやることができなくなりました。7月2日のザグレブ公演をどうするかは、ほどなく結論で出るでしょう」
「それらのショウを観に来てくれる予定だったファンの皆さんには本当に申し訳なく思っています。私としては、できるだけ早く回復して、ヨーロッパ・ツアーの残りのショウでまた盛り上がるつもりです。我々は皆さんのことを思っています！」

その後、7月2日のクロアチア・ザグレブ公演もキャンセルされることが発表された。