アレキシ・ライホの遺骨が逝去から1年を経てようやく埋葬

飲酒による内蔵組織の変性が原因で2020年12月29日に急逝した元CHILDREN OF BODOM～BODOM AFTER MIDNIGHTのアレキシ・ライホ（享年41）の遺骨が、約1年を経て地元フィンランド・ヘルシンキのマルミ地区にある墓地『Malmin hautausmaa（Malmi Cemetery：マルミ墓地）』に埋葬された。

このニュースは、アレキシが亡くなる3年前から事実婚関係にあったオーストラリア出身の音楽パブリシスト、ケリー・ライトさんが12月10日にSNSへの投稿で明らかにしたもので、彼女は次のようなコメントを添えている。「ようやく、複雑な気持の中、無条件かつ永遠に愛された”私の”夫の遺灰が昨日、墓地に埋葬されたことを報告できます。昨日は私達の4回目の結婚記念日でした。埋葬されたのはライホ家の区画です。Alexi and Kelli 2005 - eternity」

アレキシが死亡した時点では、SINERGYで彼と活動を共にしていたキンバリー・ゴスが法的にはアレキシと婚姻関係にあった。今年1月にフィンランドのタブロイド紙『Ilta-Sanomat』が報じたところによれば、アレキシとキンバリーは2002年2月に結婚したが、その後2人は正式には離婚しておらず、アレキシは2002年11月に一度離婚を申請したものの、すぐに取り下げ、その後は申請はしていなかったという。フィンランドの法律により、アレキシとキンバリーが法的に婚姻関係を解消していないため、ケリーさんはアレキシと結婚することができなかったとのこと。

アレキシの葬儀は今年1月28日に行なわれたが、遺族とキンバリーとのあいだで意見の相違があり、遺骨はこれまで埋葬されていなかった。しかし、このたび双方の合意が得られ、ようやく遺族が願っていたヘルシンキのマルミ墓地にアレキシが埋葬された。

アレキシの姉アンナさんは『Ilta Sanomat』に対して、「合意が得られてホッとしています。これで、この悲しみを乗り越えていくことに専念できます。私達家族は、アレキシのファンもお墓を訪れて彼を追悼することができるようにしたかったし、彼に値する美しくて安らかに眠れる場所に葬りたかったのです」と語り、アレキシのお墓の場所も下記のとおり公開している。

Malmin hautausmaa K58, linja 2 ja hautapaikka numero 19
（マルミ墓地 K58、ライン2、埋葬地ナンバー19）

墓石はまだオーダー中のため設置されていないが、このニュースを知ったファンがさっそく墓地を訪れており、彼の埋葬場所にキャンドルが置かれている様子がSNSにアップされている。