訃報:CINDERELLAで活躍したジェフ・ラバーが死去

pic:Mark Weiss

1986年デビュー当時のCINDERELLA。左端がジェフ・ラバー<g>。

CINDERELLAのギタリストとして活躍したジェフ・ラバーが他界した。享年58。現時点で死因は伝えられていない。

ジェフの元妻のゲイル・ラバー・バーンハートさんの話では、数日前から家族や友人の間でジェフと連絡を取れなくなっていたため、ゲイルさんがナッシュヴィルにあるジェフのアパートに様子を見に行ったところ、室内で亡くなっているジェフを発見したという。

ジェフの他界は、彼の息子セバスチャンがインスタグラムで発表して世界中の知るところとなった。セバスチャンは「たった今、電話があったんだけど、僕の父であり、僕のヒーローであり、僕のアイドルであるジェフ・ラバーが今日亡くなったんだ。僕は今、言葉を失っている。I love you pop!」と綴っている。

ジェフ・ラバーは1985年にCINDERELLAに加入。1986年、ジョン・ボン・ジョヴィのお気に入りのバンドとして鳴り物入りでデビューしたCINDERELLAは、1st「NIGHT SONGS」が全米チャート3位を記録する大ヒットとなり、一躍スターダムに伸し上がった。その後、90年代中頃からバンドの活動は停滞していったが、2000年代に入って断続的にライヴ活動を再開し、2011年にはデビュー25周年記念ツアーも行なった。

しかし、やがてメンバー間に軋轢が生まれ、2013年のクルーズ船でのライヴを最後にバンドは事実上活動を停止。ジェフは2016年のインタビューで次のように語っていた。
「推測することしかできないけど、すべては俺の責任だと思っている。俺が飲酒問題を抱えていたことはみんな知ってるだろうけど、その醜い部分があの時に出てしまったんだ。あのクルーズ船の中で、みんなの前でぶっ倒れてしまった時…つまりOD(起立性調節障害)になってしまった時、バンドが、特にトム(キーファー/vo,g)が気付いて、『なんてこった!』と思ったわけさ」

「他のメンバーとはもう話してないんだ。フレッド(コウリー/ds)とはたまに話すけどね。エリック(ブリッティンガム/b)は俺の家から20分の所に住んでいて、最近は話してないけど、過去32年間の俺のバンドメイトの中では関係が一番長続きしている。もう話をしないのはトムだけだね。これも推測になるけど、トムは酷くガッカリしていて、俺が死ぬのを見たくないんじゃないかな。俺が死ぬ姿を目撃するのは嫌なんだと思う」

「トムが俺の電話に出ない理由は理解してるし、彼を責めるつもりもない。それに、CINDERELLAのブレインはずっと彼だったよね。だから、彼はソロ・アーティストになって当然なんだ。いや、当然ではなく、必然だったんだよ。彼はリード・シンガーであり、メイン・ソングライターでもある。ソロになって、重荷を捨てるのは必然なんだよ(笑)」


「俺には過去がある。80年代には酒とコカイン、90年代にはヘロイン…ロック・スターが経験するお決まりのパターンを全部経験したよ。単にあまり公表されなかっただけでね。逮捕されたし、リハビリ施設にも入ったし、MÖTLEY CRÜEがやったことは全部やった。俺はMÖTLEY CRÜEとGUNS N' ROSESを合体させたような人間だったんだ。バンドとしては、汚い洗濯物を隠そうとしていたけど、その汚い洗濯物のほとんどは俺だった。いや、隠そうとしたんじゃなく、公表しなかっただけだな。人に言わなかっただけ。自分達だけの秘密にしていたんだ。家族としてね。ファミリー・ビジネスだったんだよ。それが俺達の対処法だった」

やはりそういった若い頃の悪い習慣がジェフの身体を蝕んでいたのだろうか…。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

Cinderella
- Somebody Save Me (Official Video)

※BON JOVIが友情出演した懐かしのMV。
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