イングヴェイ・マルムスティーンが7月23日発売の新作「PARABELLUM」からタイトル・トラックのMVをリリース!
Yngwie Malmsteen - (Si Vis Pacem) Parabellum (Parabellum)
イングヴェイ・マルムスティーン<g,vo>が7月23日にリリースするニュー・アルバム「PARABELLUM」から、ニュー・シングル”(Si Vis Pacem) Parabellum”のMVが公開された。
この新曲についてイングヴェイは次のようにコメントしている。
「”(Si Vis Pacem) Parabellum”はとても難しい曲だ。8分音符のアルペジオという極めて難易度の高いヴァイオリンの演奏技術を自分の曲作りに取り入れることが出来て満足しているよ。曲はBハーモニック・マイナーから始まって、Dナチュラル・メジャー、そしてF#フリジアンへと移行していく。平行調やモードを使ったコード進行で自然な流れになっているんだ。この曲を弾くことはとてもチャレンジングでエキサイティングだったよ。みんなも俺と同じくらいこの曲を楽しんで欲しいな」
アルバム・タイトルの Parabellum はラテン語で「Prepare For War (戦争に備えろ)」という意味だ。
「”(Si Vis Pacem) Parabellum”という曲名は、直訳すると『平和を望むならば戦争に備えよ』という意味になる。これをアルバム・タイトルにしたのは最終段階ギリギリの決断だった。でも、とてもよく合っているタイトルだと思うね」
コロナウイルスのパンデミックの影響により、いつもはツアーで忙しくて思うように時間をかけられなかった新曲制作にじっくり取り組めたという今回の新作では、曲作りの面でも違ったプロセスがあったという。
「俺はどんな曲だろうと何度もテイクを録り直すのが好きじゃない人間だ。満足できなければ、次に進む。今回のアルバムでは、自分で『これは酷い』と思ってボツにしたパートもあったけど、数日後に聴き返してみると、「どうして俺はこれを酷いと思ったんだ?」となることもあったりした。そこがProToolsの素晴らしい点で、すべてを残しておけるし、何も失わずに済むんだ。物事は常に変化していたよ。曲のタイトルにしてもテンポにしても…。すべてが流動的だったんだ。ある曲のために作ったパートを聴いて、これは別の曲に組み込んだ方が上手くいくと気づいたりもしたしね」
新作には4曲のヴォーカル曲が収録されているが、これも計画的なものではなかった。
「俺は車の中で自分がやったことを聴き返すのが好きでね。インストゥルメンタル曲なのに、気がつくと歌っていることがあって、その時にこの曲にはヴォーカルが必要だと気づくんだ。その逆のパターンもあるよ」
新作のアルバム・カヴァーは彼の作品としては異例のデザインだ。あのポートレートは著名なアーティストのデイヴィッド・ベネガスによるものだが、イングヴェイはこう説明する。
「あれは妻のエイプリルのアイディアだったんだ。デイヴィッドはフロリダの近くに住んでいて、俺達は他のプロジェクトについて話をしていた。今回俺は、長年一緒に仕事をしてきたフォトグラファーのマーク・ワイスと写真撮影をしたんだけど、その写真を元にデイヴィッドがあのポートレートを描いたんだ。あれの原画はすごく大きくて、それを使って『April Way Children's Foundation』(孤児になったり里親のもとにいる子供や若者に希望を与えるための基金)のための募金をするアイディアもあるよ」

「PARABELLUM」
2021年7月23日発売
<収録曲>
01.Wolves At The Door
02.Presto Vivace in C# minor
03.Relentless Fury
04.(Si Vis Pacem) Parabellum
05.Eternal Bliss
06.Toccata
07.God Particle
08.Magic Bullet
09.(Fight)The Good Fight
10.Sea Of Tranquility

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