映画界の巨匠にして独創的ミュージシャンでもあるジョン・カーペンター監督初のメタル・アルバム『CATHEDRAL』(8月7日リリース/海外)より、先行トラックを2曲公開中!
『スタートレック』のカーク艦長役で知られるウィリアム・シャトナーは、最近クリス・ポーランドのプロジェクトNUCLEAR MESSIAHにゲスト参加したりする一方、ロブ・ハルフォード〈vo〉やデイヴ・ロンバルド〈ds〉を始めとする超豪華ミュージシャンを揃えたメタル・アルバムを制作することで話題となっている。そしてこちらも映画界のスーパー重鎮によるメタル・プロジェクト。『遊星からの物体X』などで知られ、自分で映画音楽まで手掛けてしまう鬼才ジョン・カーペンター監督が8月7日にアルバム『CATHEDRAL』をリリースするのである。
この『CATHEDRAL』は自身が見た夢を元にしたグラフィック・ノベル(8月4日発売/海外)に付随するもので、廃墟化した教会の墓地から広がっていくストーリーに対応した楽曲が収録されている。
アルバムの制作には音楽活動の参謀である息子のコディ・カーペンターがキーボードで参加。ギターもやはりカーペンターの長年のコラボレーターであり、KARMA TO BURNやCKYといったメタル・バンドに在籍したことでも知られるダニエル・デイヴィス(THE KINKSのデイヴ・デイヴィスの息子)が担当している。
映画の方はすっかり寡作になり、近年は音楽活動の方により力を入れているカーペーンターだが、この作品はヘヴィ・メタルだ!と大々的に打ち出したのはこれが初めてだろう(最初からメタルを作ろうとしたのではなく、結果的にメタルになったそうだが)。現在公開されている2曲にも、元々METALLICAをフェイヴァリットに挙げ、最近はBABYMETALにもハマっているという御大の若い感性が生きたサウンドに仕上がっている。
JOHN CARPENTER
「CATHEDRAL」
2026年8月7日発売(海外)
2. Identity
3. Inside Out
4. Abandoned Cathedral
5. Elevator
6. Elevator Two
7. Desolation In The Underworld
8. The Mapmaker
9. The Ferryman
10. Lord Of The Underground
11. Death Of The Mapmaker
12. Back To Ruins
13. Revenge
14. Resolution
ポップ・カルチャー史に残るカーペンターの音楽的功績は多々あるが、メタル脳で考えた時に特筆すべきは「ニューヨーク1997」(原題は『ESCAPE FROM NEW YORK』)のメイン・テーマ。音楽自体は特段メタル!というわけでもないが、主役スネーク・プリスケンのヴィジュアルはメタル・ミュージシャンのルックスにも多大な影響を与えたであろう(MUNICIPAL WASTEのデモテープのジャケットにも使われていた)。メタル・ファンにはディストーション・ギターが入った続編(というか実質リメイク)『エスケープ・フロム・L,A.』の方が耳馴染みがいいかも。
かのロブ・ゾンビがリメイク版を監督した『ハロウィン』のメイン・テーマも、メタルのホラーなSEなんかに与えた影響は大きいはず。
最後に『ゴースト・オブ・マーズ』のサウンドトラックより。ANTHRAXを起用し、さらに変態超絶ギタリストのバケットヘッドを組ませるというコラボレーションまで実現しているのだった。
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