ICED EARTHのジョン・シェイファー、自身のプロジェクトSONS OF LIBERTYのコンピレーション発売を前に新ヴァージョンMVを公開!
米産パワー/スラッシュ・メタル・バンドICED EARTHの首領ジョン・シェイファー〈g, vo〉が久々に動画を公開した。と言っても純然たる新曲ではなく、SONS OF LIBERTY名義の既発曲 “Molon Labe” の新MVだ。
SONS OF LIBERTYはシェイファーが2000年代末より始動した実質的独りプロジェクトで、2010年にアルバム「BRUSH-FIRES OF THE MIND」を、2011年にEP「SPIRIT OF THE TIMES」をそれぞれ発表している。今回のMV公開は同バンドのコンピレーション「THOUGHT CRIMES VOLUME 1&2」が7月4日にリリースされることを予告するもの。6月頭には同作から “Full Spectrum Dominance” のMVも公開されている。
「THOUGHT CRIMES VOLUME 1&2」は「BRUSH-FIRES OF THE MIND」と「SPIRIT OF THE TIMES」をカップリングし、デモ音源を追加した全19曲入り。オリジナル・テイクの録音には当時ICED EARTHに在籍したトロイ・シール〈g〉や、DEMONS & WIZARDSやICED EARTHの前身バンドの名義を復活させたPURGATORYに参加していたリューベン・ドレイク〈b〉といったシェイファー人脈の面々がセッション参加していた。ドラムはプログラミングされたものだったが、今回のリリースに当たってやはりICED EARTHの元ドラマーであるマーク・プレイターが録音し直し、またオリジナル盤にも関わっていたフロリダの “Morrisound” スタジオの名プロデューサー:ジム・モリスが改めてミックスを施している。
1. Jekyll Island
2. Don't Tread On Me
3. False Flag
4. Our Dying Republic
5. Indentured Servitude
6. Tree of Liberty
7. Feeling Helpless?
8. The Cleansing Wind
9. We the People
Disc 2
1. Alive
2. Full Spectrum Dominance
3. Molon Labe
4. Mind Control
5. Spirit of the Times
6. Jekyll Island (demo)
7. Don't Tread On Me (demo)
8. False Flag (demo)
9. Our Dying Republic (demo)
10. Indentured Servitude (demo)
2021年1月の米議会襲撃事件に関与するという前代未聞の事件を起こしたことでICED EARTHは活動停止、BLIND GUARDIANのハンズィ・キアシュ〈vo〉と組んだDEMONS & WIZARDSも解散に追い込まれるなど、一転して苦境に立たされたシェイファー。「思想犯罪」というタイトルには挑戦的な意図も感じ取れてしまうが、彼がこのプロジェクトに込めたのは権威主義や政治的分断に対する怒りとのことで、「俺は他者が意見を異にし、自由に発言する権利を尊重する。意見が大きく異なる場合は、彼らの権利を擁護する。これこそが自由の礎だ」ともコメントしている。
その前科ゆえに思想的な部分で拒否反応が出てしまうのも因果応報、仕方のないこととは言え、メタル・ミュージシャンとして本物の実力を備えた人間であることは言わずもがな。実は活動停止後もICED EARTH名義で過去の音源をシングル・リリースし続けているのだが(殆どはICED EARTHの歌詞をシェイファーがナレーションした「A NARRATIVE SOUNDSCAPE」という特殊な作品からカットしたもの)、彼の才能を活かすための落ち着きどころが見つかることを祈りたい。
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