ベイエリア・スラッシュ大御所HEATHENが同時代を生きたベイエリア仲間の埋もれた名曲をサルヴェージ。LAUGHING DEADのカヴァー“Never A God”のMV公開!
新たに“Napalm Records”と契約を交わし現在5作目となるニュー・アルバムを制作中のHEATHENが、本年リリース予定の同作に先立ってベイエリア・スラッシュが大隆盛を迎えていた90年代初頭に共演したシーンの仲間たちの埋もれてしまった名曲数曲のカヴァーをレコーディングしてシングル・リリースする企画を開始した。
その第一弾としてリリースされたのは、現ヴォーカリストのデイヴィッド・ホワイトがHEATHEN参加前に在籍していたLAUGHING DEADの90年制作デモテープ収録曲“Never A God”のリメイクだ。
デイヴィッド・ホワイトはそもそも80年代にはBLIND ILLUSIONにも在籍していたこともあるベイエリア・シーンの最古参ミュージシャン。BLIND ILLUSIONはあのプログレッシヴ&オルタナティヴ・ミクスチャー・バンドPRIMUSのレス・クレイプール&ラリー・ラロンデを輩出したことでも知られるベイエリア・スラッシュ古参バンドのひとつだが、ホワイトはそのBLIND ILLUSIONの最初期メンバーだった。
ホワイトが80年代にHEATHENの活動の傍らEXODUSの初期ヴォーカル:ポール・バーロフ(短期間HEATHENに参加していたこともある)のバンドPIRANHAのメンバーらと立ち上げたのがLAUGHING DEADだがこのバンドでは契約を獲得できず、90年代前半のホワイトはHEATHENの活動に専念することになる。
……とバンドの離合集散も頻繁で未契約バンドも多いベイエリア・スラッシュのシーンはデモ音源コレクターを強烈に惹きつける世界としても知られているが、その渦中にあって数少ない成功組の代表格HEATHENがベイエリア・スラッシュ再評価に乗り出していることに歴史と伝統の重みが感じられる。そしておそらくHEATHENのこれから進む道をも示唆しているのだろう。
マニア要素はひとまず置いておくとして、なにはともあれベイエリア・スラッシュの精髄のようなダークでクランチーで豪快なHEATHENのLAUGHING DEADカヴァー、ご堪能ください。
最後に髪が長かった頃のデイヴィッド・ホワイト……というかベイエリア・スラッシュ台頭期のHEATHENの姿を振り返っておきましょう。87年、デビュー・アルバム「BREAKING THE SILENCE」より、SWEET“Set Me Free”のスラッシュ・カヴァー。
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