MASTODONのブラン・デイラー(ds)のサイケでストレンジな“シンセ・メタル”サイド・プロジェクトARCADEAが8月に8年ぶり2作目「THE EXODUS OF GRAVITY」を発表(海外)
エクストリーム・メタルのテクニカル/プログレッシヴ展開に新境地を開いたMASTODONは現在ブレント・ヒンズ(g, vo)脱退によって新体制への移行期間にあるが、そんななか、ドラマーのブラン・デイラーが2015年にサイケデリック趣味の仲間たちと立ち上げたサイド・プロジェクトARCADEAの8年ぶりとなる2作目「THE EXODUS OF GRAVITY」が“Relapse Records”より8月22日にリリースされる(海外)。
ギターレスでシンセサイザーを主役にしたニューウェイヴ指向の曲調にデイラーのラウド&プログレッシヴなテクニカル・ビートが絡む不思議な組み合わせが“シンセ・メタル”とも呼ばれた独特のサウンドは今回も健在。メンバーのサイケデリック・ミュージック愛はますます強力に成長しており、セカンド・アルバムにはぶっ飛んだコンセプトが設定されている。
いわく――50億年後の未来、アンドロメダ銀河は銀河系と合併した。ニュー・アーケディアでは重力が衰え、21世紀の残骸のみが残る。ロボット、AI、そして非知性機械。しかし不思議な胞子が吸入されると生命が再び芽生え、共感、愛、そして新たな意識が誕生する。それは人間ではなく、機械から生まれたものだった――
なんのこっちゃ。しかし先行公開された新曲“Fuzzy Planet”のMVの舞台はむしろ米国の青春コメディ映画に出てきそうな、悪ふざけで仮装大会と化したプロム(ハイスクールの学年末パーティ)っぽいコミカルな設定に見えるが……。
米国サブカル青年のユーモアとアート意識のクロスオーヴァーをお楽しみください。

02. Exodus of Gravity
03. Fuzzy Planet
04. Lake of Rust
05. Gilded Eye
06. 2 Shells
07. Galactic Lighthouse
08. Starry Messenger
09. Silent Spores
10. The Hand That Holds the Milky Way
11. Sparks
12. Planet Pounder
2017年デビュー・アルバムからのMVはこちら。
なお、MASTODONは現在ヒンズの後任にARCHIVALのニック・ジョンストンを迎えてニュー・アルバム制作に向けホームタウンのアトランタにて新曲を準備中とのことなので、MASTODONのファンもご安心を。



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