HAREM SCAREM:カナダのメロディック・ハード・ロック・バンド、HAREM SCAREMが2年前の名盤2nd「MOOD SWINGS」30周年記念盤リリースを経て、さらに初期へと回帰! 至福のメロディ躍る5年ぶりの新作「CHASING EUPHORIA」制作の裏側をハリー・ヘスが語る!!

初期へと回帰し、至福のメロディ躍る5年ぶりの新作「CHASING EUPHORIA」完成!!
HAREM SCAREMのニュー・アルバムが実に素晴らしい出来だ、と書いたのは「CHANGE THE WORLD」が出る際の2020年4月号のインタビューの前文だが、今度の新作「CHASING EUPHORIA」は輪をかけて素晴らしい。2023年には2nd「MOOD SWINGS」の30周年記念盤が出されたが、さらに遡って1st「HAREM SCAREM」(1991年)の頃にまで回帰し、とにかく美しいメロディを軸とした極上ハード・ポップ/ロック・ソングが居並んでいるのだ。ハリー・ヘス<vo>のハスキーで熱い声で歌われるメロディも魅力的なら、ピート・レスぺランス<g>のセンスのいいソロも耳を掴み、くすぐり、何とも言えない快感を与えてくれる。勿論2ndは名盤だが1stの素直で明るい響きが大好きだった、という人にとっては名盤認定間違いなしの1枚である。かくなるうえは、コロナ禍で立ち消えになってしまった来日公演の一刻も早い実現を望みたい。

——2年前の「MOOD SWINGS」30周年記念アルバムへの反応はどうでしたか?
ハリー・ヘス(以下H):とてもよかったよ。アコースティックの新録音源のボーナス・トラックなど色々なものが詰まっていたし、コアなファンはレコード盤が初めてリリースされたのを喜んでくれた。ここ5年から10年でレコードの人気はかなり復活したんだ。30周年を祝うには絶好のやり方で、素晴らしいパッケージになったと思う。
——リリース後にツアーは行ないましたか?
H:いいや。コロナ禍で前作のツアーが出来なくなって、他のプロジェクトに関わっているうちに時間が過ぎ、再び曲作りを始めた時には2024年の半ばになっていた。2024年の終わりまでにアルバムを完成させるというのが僕らの計画だった。その期限には少し遅れてしまったけど、こうして新しいアルバムが完成してホッとしている。
——新作から最初に発表された曲は“Reliving History”でした。何故それを選んだのですか?
H:“Chasing Euphoria”と“Better The Devil You Know”をシングルにする予定が、ビデオの制作が少し遅れたので、別の曲のリリック・ビデオを先に出したんだ。でも本当は、最初に発表するのは“Chasing Euphoria”のつもりだった。
——その“Chasing Euphoria”のビデオではバンドが演奏していますが、ドラムはダレン・スミスで、ベースはマイク・ヴァッソスですね?
H:そう、前にも日本に一緒に行った彼だ。
——「ピートはどこ?」と思いましたよ。(笑)
H:(笑) 銀色の長髪でヒゲを生やしていて、まるで魔法使いのガンダルフみたいだよね。
——アルバムのドラムはいつものようにクレイトン・ドーンが叩いているんですよね?
H:うん、クレイトンは素晴らしいスタジオ・ドラマーで、いつも一緒に仕事をしているから、彼をスタジオで起用するのは僕らにとって明白な選択肢だった。勿論、ダレンも素晴らしいドラマーだし、彼の歌声も必要だから、ライヴではオリジナル・メンバーの彼が一緒に来てくれることが重要だと思う。ファンも彼を愛しているからね。
——デモではドラム・マシーンを使うのですか?
H:ああ、いつもそうしている。テンポを上げ下げして、どんな感じになるか確かめたいから。テクノロジーのおかげで、デモ作りも本当に進歩したよ。もはやレコーディング・プロセスの一部のようになっている。コンピュータで総てが完結して、思いついたアイディアをミックスの完成形まで持っていくことも出来る。昔みたいにスタジオを予約して、入念に準備して、という手間が掛からないんだ。面白いことに、だからといってアルバムが以前より早く完成するというわけでもない。アルバム作りは今の方がずっと簡単だけど、曲作りやアレンジに関してはアイディアが総てだから、結局、時間は昔と同じぐらい掛かっている。
——アルバム・タイトルを「CHASING EUPHORIA」にした理由は?
H:素晴らしいタイトルだと思ったし、“何かを追い求める”ことには誰もが共感出来ると思うから。誰もが何かを追い求めていて、基本的にはポジティヴな何か……つまり喜びや楽しみを追い求めることで幸福感(euphoria)を得ている。この場合、その喜びや楽しみが音楽なんだ。
——全体的に1stアルバムの頃のような雰囲気がありますが、意図的に原点に戻ったのですか?
H:そう、キミはよく聴いているね。長い年月の間に僕らは紆余曲折を経てきた。時にはファンが「そんなことまでやるの!?」と驚くような奇妙なこともやってきた。(苦笑) 今回はただ、ギターで変なことをしないようにしようと思ったんだ。ギターで変なことをするのは、それ自体が目的みたいなことになってしまうからね。僕はコードとメロディを沢山書くけど、本当に変な音楽は書かない。それを演奏出来ないからだ。(笑) それはどちらかというとピートの専門分野だ。今回は曲を中心にして、コード構成はシンプルに保ちつつ、素晴らしい曲を書こうとした。キミの言うとおり、最初のアルバムに戻ったような感じだ。“Slowly Slipping Away”や“Hard To Love”を思い出してみると判りやすい。変な展開や変な音楽的瞬間のない曲だ。それが、僕らが意識していた目標で、意図的に1stアルバムと「MOOD SWINGS」の中間にあるようなアルバムを作ったんだ。

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初期へと回帰し、至福のメロディ躍る5年ぶりの新作「CHASING EUPHORIA」完成!

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ニュースやアルバム・レビューほか情報も満載です!

 

 

BURRN! 2025年5月号
A4判 144頁
2025年3月5日発売 
定価1,200円(税込)

Harem Scarem

Chasing Euphoria


2025年4月25日発売

<収録曲>
01. チェイシング・ユーフォリア
02. ベター・ザ・デヴィル・ユー・ノウ
03. スロウ・バーン
04. ガッタ・キープ・ユア・ヘッド・アップ
05. ワールド・オン・ファイア
06. イン・ア・バッド・ウェイ
07. リリヴィング・ヒストリー
08. ア・フォーリング・ナイフ
09. アンダースタンド・イット・オール
10. ウェイステッド・イヤーズ
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