訃報:FORTUNE(USA)のフロントマンとして活躍したラリー・グリーンが死去

哀愁のメロディアス・ハード・サウンドでマニアから高い支持を得てきたアメリカのFORTUNEのラリー・グリーン<vo>が亡くなった。

この訃報は、12月27日にバンドのフェイスブックで伝えられたもので、今のところ死因は発表されていない。

フェイスブックに投稿されたメッセージは以下のような内容。
「とても悲しい知らせです。我々の兄弟/シンガー/ソングライター/リリシストである偉大なラリーL.A.グリーンの死去に打ちのめされています。我々は彼のかけがえのない歌声、ウィット、ユーモアのセンスを恋しく思うでしょう。彼のエネルギーあふれる存在感は常に我々を生き生きとした気持にさせてくれました。彼の奥さんのジェニーンは、彼が我々やファンに対して持っていた愛を皆さんと共有したいと言っています。我々の心はラリーの家族と共にあります。彼がいなくなって本当に寂しくなります」

ラリーL.A.グリーンは、1985年にFORTUNEのフロントマンとして本格デビュー。アルバムは成功せず、バンドはほどなく解散するが、ラリーはTVや映画のサウンドトラックの仕事で高い評価を得て、『トップ・ガン』『オーバー・ザ・トップ』といった大ヒット映画のサウンドトラックにもソロ・アーティストとして参加した。

1996年~2002年には、FORTUNE時代のバンドメイトのロジャー・スコット・クレイグ<key>と組んだプロジェクトHARLAN CAGEで4枚のアルバムを発表し、変わらぬ哀愁溢れるメロディック・ロック・サウンドでファンを喜ばせた。

2019年にはFORTUNEで34年振りとなる2nd「II」をリリース。2020年にライヴCD/DVDを挟んで、今年4月には3rd「LEVEL GROUND」をリリースしていた。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

最新作「LEVEL GROUND」リリース時のFORTUNE。中央がラリー・グリーン。

FORTUNE
「II」

2019年
 
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