元HIMのヴィレ・ヴァロがニュー・シングルを発表！ 初のソロ・アルバムは2023年初頭にリリース予定！

2017年の大晦日に解散したフィンランドのラヴ・メタル・バンドHIMのフロントマンとして人気を博したヴィレ・ヴァロ<vo>が、ソロとしてニュー・シングル“Lovelettting”をリリースした。

ヴィレ・ヴァロはHIM解散後、フィンランドのヴェテラン・バンドAGENTSとコラボし、VILLE VALO＆AGENTSとしてアルバムをリリース、フィンランド国内ツアーも行なった。2020年にはソロ・アーティストとしてVV名義で3曲入りEP「GOTHICA FENNICA VOL.1」をリリースしたが、その後は活動の情報が伝わってこなかった。

しかし、今月になって2023年初頭に初のソロ・アルバム「NEON NOIR」をリリースすることを発表し、同作からの先行シングルとして”Loveletting”をリリースした。

「NEON NOIR」はヴィレ・ヴァロが作詞、作曲、プロデュース、すべての楽器を自ら担当し、自宅スタジオでレコーディングしたとのこと。ミキシング・エンジニア／副プロデューサーには以前HIMのアルバムのプロデュースを手掛けたこともあるティム・パーマーが迎えられている。

ヴィレは活動再開とニュー・シングルについて次のように語っている。
「少しずつパズルのピースが組み合わさってきて、地下室から地上のみんなの前に姿を現わす勇気が出たんだ。”Loveletting”ではAGENTSから学んだセンシティヴィティとHIMの持つノイジーなサウンドが総合されていて、そこにほんの少し80年代の美学が加えられている」

また、フィンランドのメディア『Iltalehti』のインタビューでHIM解散の理由について、「実がなるような状況ではなくなり、以前と同じような満足感を得られなくなっていた。心がついてこないのに続ける意味はないと思ったんだ。心底それが解散の理由だったよ」と説明。

さらに、フィンランドの別のメディア『Iltasanomat』のインタビューでHIM再結成の可能性について訊かれると、「俺達は10代の頃から中年に至るまで一緒に育ったんだ。またいつか一緒にやれたらいいなという思いはいつも持っているよ。ただ、今の段階ではまだそれは起こらない」と答えた。

ヴィレは2023年1月13日のフィンランド・ヘルシンキ公演を皮切りにヨーロッパとアメリカでツアーを行なうことになっている。そのツアーではHIMの曲も演奏する予定だが、元HIMのメンバーがツアー・メンバーに加わることはないだろうと語っている。