ジェフ・テイトがQUEENSRŸCHEの黄金期ラインナップでの再結成について「あまり期待できない」と語る!

元QUEENSRŸCHEのジェフ・テイト<vo>が最近のインタビューで、ジェフ、クリス・デガーモ<g>、マイケル・ウィルトン<g>、エディ・ジャクソン<b>、スコット・ロッケンフィールド<ds>という黄金期のラインナップでのQUEENSRŸCHEの再結成の可能性について訊かれ、実現の可能性は低いと語った。

1月24日に『SiriusXM』の『Trunk Nation With Eddie Trunk』に出演したジェフは、次のように説明した。
「正直、それが実現することはあまり期待できないな。だって、僕達は再結成して一度ツアーをやればもう二度とツアーをする必要がないくらいの金額を提示されたことがあったのに、何人かのメンバーがそのオファーを蹴ったんだからね。彼らは興味がないんだ。僕は、全員が集まれる唯一の動機は金だと思っていたけど、金で動かなかったわけだから、もうその時点で希望は消えたよね。(笑) 金は動機にならないし、アーティスティックな夢の追求も動機にならないとなれば、他に何がある? 何もないよ。それに、明らかに両陣営とも現状に満足している。僕に関しては、今やっていることが大好きだし、旅行をして、人々のためにプレイするのが大好きだ。63歳になった今でもそれをやれているし、まだ健康でハッピーだよ」

「僕達は何年も何年も体制を維持して頑張った。本当にきちんと運営されていたし、しっかり利益も上げて、たくさんの素晴らしいレコードを作った。たくさん世界ツアーをやって、たくさん友達ができて、一緒にたくさんプレイした。僕は彼らと一緒に過ごした時間に感謝しているよ。でも、そういう時間は永遠に続くわけじゃないんだ。新たな時間が過ごされるべきだし、新たな音楽が作られるべきだ。新たな曲が歌われるべきだし、新たなオーディエンスに向けてプレイすべきなんだよ」

「ずっと良い状況が続いていたんだけど、その後、酷い状況になってしまった。僕はそういったネガティヴなものが自分の人生にあるのは嫌なんだ。僕の人生はとても良いものだし、素晴らしい友達や家族もいる。世界を旅して、歌を唄って生計を立てている。素敵なことだよ。僕の人生にはポジティヴな人々がいる。それなのに、あのネガティヴな国に戻るなんて…。うわぁ、絶対に無理だ。そんなことに価値はない」


ちなみに、以前ジェフはQUEENSRŸCHE時代を振り返って「僕達は奇妙な関係だった」と言っていたことがある。「僕達は本当の友達ではなく、ビジネス上の同僚だったんだ。全員がQUEENSRŸCHEと呼ばれる素晴らしい存在に属していたけど、バンド活動への関与という点では平等なパートナーシップというわけではなかった。だから、メンバー間に本当の意味での仲間意識はなかった。僕の関与の仕方においては、人々が想像していたかもしれない心の交流とか兄弟愛みたいなものはなかったよ。僕と彼らとの関係では、そういう現実はなかったんだ」

QUEENSRŸCHEという名前の使用権については、ジェフと他のメンバーとの間で裁判が行なわれ、2014年に決着がついていたが、昨年になってスコット・ロッケンフィールドがマイケル・ウィルトンとエディ・ジャクソンを訴えるという事態が発生し、またもやファンを嘆かせていたのは記憶に新しい。果たして将来、何らかの理由で彼らのリユニオンが実現することはあるのだろうか?

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