二井原実(LOUDNESS/Vo)の人生を変えた10枚のアルバム
不定期新連載、ミュージシャンの人生を変えた10枚のアルバム。1回目に登場していただくのはLOUDNESSのヴォーカリスト、二井原実さんです。
ビートルズで洋楽に目覚めたんです。中学一年の頃によく一緒にいた友達が大好きだったんです。このアルバムが一番最初に聴いた洋楽になります。
2. LED ZEPPELIN『Ⅲ』 → Spotifyで聴く
3. PINK FLOYD『THE DARK SIDE OF THE MOON』 → Spotifyで聴く
で、その友達のお兄さんがロック好きで、主にお兄さんから影響を受けましたとくにレッド・ツェッペリンとピンク・フロイドの二枚に強烈な印象を受けました。家のステレオで爆音で聴いていたら隣の喫茶店から苦情が来たなんてこともありましたね。初めて行った洋楽のコンサートは、中学の2年か3年の頃に大阪厚生年金で観たエルトン・ジョン。当時は“クロコダイル・ロック”が流行っていました。その次がミッシェル・ポルナレフでした。
4. 井上陽水『断絶』 → Spotifyで聴く
中学生の頃、アコースティック・ギターを弾いていたのでよく聴いていました。“傘がない”が大好きでした。
5. 上田正樹と有山淳司『ぼちぼちいこか』
上田正樹さんは関西ですからね。神様のような存在です。高校生の頃、追っかけをやっていました。後に共演もしましたよ。あと憂歌団も大好きで、内田勘太郎<g>さんとも共演できました。
上田正樹と有山淳司『ぼちぼちいこか 』
<収録曲>
01. 大阪へ出て来てから
02. 可愛いい女と呼ばれたい
03. あこがれの北新地
04. Come on おばはん
05. みんなの願いはただひとつ
06. 雨の降る夜に
07. 梅田からナンバまで
08. とったらあかん
09. 俺の借金全部でなんぼや
10. 俺の家には朝がない
11. 買い物にでも行きまへんか
12. なつかしの道頓堀
6. RUSH『2112』 → Spotifyで聴く
7. SCORPIONS『IN TRANCE』 → Spotifyで聴く
ハードロック・バンドを始めたとき、スコーピオンズやラッシュをコピーしていました。僕の今の歌い方を作ったのはラッシュです。僕はベース&ヴォーカルで、ゲディ・リーの歌に物凄く影響されました。デビュー当時はハイトーンで歌っていて、真似してみたら歌えることに気づいたんです。彼らがいなかったら、僕はLOUDNESSに入っていなかったでしょうね。
スコーピオンズのクラウス・マイネも衝撃でした。陰のあるサウンドも含めて好きでした。当時アメリカのバンドはあまり聴いていませんでした。
8. TOWER OF POWER『URBAN RENEWAL』 → Spotifyで聴く
大学に入ってソウルバンドを始めたんです。演奏していたのは、タワー・オブ・パワーやオーティス・レディングといったソウル・ミュージック。十数人の大編成のバンドでした。京都の大学へ通っていたんだけど、各大学のミュージシャンから精鋭を集めて編成されたバンドでした。ヴォーカルが4人いましたね。「よし、俺はソウルをやるんだ」って決心したとき、ラウドネスのオーディションの話が来て、試しに受けてみたらポンポンと決まって…そんな思い出もあります。
9. ROD STEWERT『SMILER』 → Spotifyで聴く
ロッド・スチュワートもソウル・バンドの頃に聴いていました。彼はしゃがれた声で僕の声も近い。この声は二井原家の血筋で、父親も弟もハスキーな声なんです。そして母親と姉はキーが高い。あと中学の頃、剣道で発声を鍛えたことが良かったんだと思います。
10. DIO『THE LAST IN LINE』 → Spotifyで聴く
ディオは1985年にアメリカをツアーしている頃にKNACでかかりまくっていた思い出があります。ツアーバスの中で毎日聴いていました。メタリカやボン・ジョヴィはまだブレイクしていなかった頃で、モトリー・クルーの人気が上がっていた頃です。もちろんレインボーも聴いていたし、歌ったこともありますし、影響も受けました。あと『サンダー・イン・ジ・イースト』のレコーディング前にLAに行って来いと言われて。そのときメインがディオのコンサートをサンディエゴまで観に行きました。前座はラットとホワイトスネイクでしたね。
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